医学部大学等事件28、厚生労働省元職員(現大阪大)の刑事告訴事件で追加証拠等を提出/説明書全文 | 医療事故や医学部・大学等の事件の分析から、事故の無い医療と適正な研究教育の実現を!金沢大学准教授・小川和宏のブログ

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医療事故死は年間2万-4万人と推計されており(厚労省資料)交通事故死の約4-8倍です。医療問題やその他の事件が頻発している金沢大学の小川が、医療事故防止と事故調査の適正化や医学部・大学等の諸問題と改善を考えます。メール igakubuziken@yahoo.co.jp(なりすまし注意)

医学部大学等事件28、厚生労働省元職員(現、大阪大学附属病院循環器内科・特任准教授)の刑事告訴事件で追加証拠等を東京地検に提出
 〜その補足説明書の全文を掲載〜


 前々回の医学部大学等事件27に、告訴状の全文を掲載しました、その後です。

 金沢大学附属病院における患者死亡での教授ら刑事告訴事件や危険な医療の継続等を、私が厚生労働省に通報した翌日、担当の先進医療専門官(現在は大阪大学附属病院循環器内科)が、私の通報者情報を漏洩した、国家公務員法第100条の守秘義務違反で、私がその漏洩者を刑事告訴した事件です。

●医学部大学等事件27、告訴状全文掲載
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12187006167.html

 本日(9月1日)、その刑事告訴事件で、追加の証拠資料20点と補足説明書を提出しましたので、補足説明書の全文を下に掲載します。

なお、告訴前後の時系列は次の通りです。


H22.02.19 
  骨肉腫の原発巣を手術で除去できて画像で遠隔転移が認められず、心機能が大幅急低下していた患者に、カフェイン併用化学療法(先進医療に認定されていた)のため、禁忌のアドリアマイシンを投与して心不全となった。
H22.03.02
  11日後、アドリアマイシン心筋症による心不全で死亡した(16歳)。
H24.07.30 
  ご遺族が、土屋弘行・整形外科教授ら医師3名を刑事告訴。
H25.10.01 
  小川が厚生労働省に、患者死亡による刑事告訴と危険な医療の継続などを通報した。
H25.10.02 
  翌日、担当の中谷大作・先進医療専門官が、土屋教授に、メールで、小川の通報者情報を漏洩した。
H26.06.27
  厚労省が、中谷専門官を、国家公務員法第100条の守秘義務違反で戒告処分にして、プレスリリース。
H26.07.01
  中谷専門官が、大阪大学病院循環器内科の講師に戻り、1ヶ月後に准教授に昇任した。
H26.09.01
  小川が、中谷氏と国を提訴。
H26.09.11
  提訴の10日後、厚労省が、カフェイン併用化学療法の先進医療認定を取り消した。
その後
  両被告は、アドリアマイシンが致死性の心毒性を持つことを否認をしたが、被告国は、後にその否認を事実上撤回したものの、中谷被告は現在まで撤回していない。
H28.07.22 
  小川が、国家公務員法第100条の守秘義務違反を理由とする中谷氏の告訴状を、東京地方検察庁へ提出した。
H28.08.03
  東京地検が告訴状を受理した。
H28.08.24
  担当検察官が、小川に、情状に関する追加の証拠や説明があれば提出するよう助言した。
H28.09.01 
  追加の証拠20点と補足説明書(前日付)を提出(郵便で配達)した。

 以下は、その補足説明書(提出版には押印)の全文で、第4ページまでが、事実関係を時系列で整理した部分、第5〜第9ページが、漏洩とその後の隠蔽行為の悪質性や社会的悪影響(特に、厚労省検討会で年間2万〜4万人と報告されている医療による死亡が減らせずむしろ増える)などの、説明の部分です。


●第1ページ(提出版には押印)
1
●第2ページ
2
●第3ページ
3
●第4ページ
4
●第5ページ
5
●第6ページ
6
●第7ページ
7
●第8ページ
8
●第9ページ
9
●第10ページ
10
(以上)