下の告訴状受理から、今日（８月１０日）で１週間です。
証拠資料は２０点に絞って告訴状に付しましたが、受理日の時点では、追加の資料は必要ないとのことでした。
それ以降、検察庁から連絡は来ていません。
なお、国が訴訟でカフェイン療法での死亡事案を、殺人罪又は業務上過失致死罪の可能性と主張した文書は、証拠資料の１つとして提出しましたが、その一部分を次の「医療事故２１」に掲載しています。
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12181898706.html
また、通報した死亡事案での、心機能急落の検査結果とその後に抗がん剤を続けて急死した経過や、主治医からご遺族への説明書などは、次の「医療事故１９」に掲載しています。
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12164730004.html
＜８月１０日深夜追記ここまで＞
医学部大学等事件２７、大阪大学病院循環器内科特任准教授（元厚労省職員）の患者死亡通報漏洩の告訴状が東京地方検察庁により本日（８月３日）受理されました。
７月２２日に東京地方検察庁へ提出した、現・大阪大学病院循環器内科の中谷大作・特任准教授（漏洩時は厚生労働省の先進医療専門官）による、秘密漏洩（国家公務員法第１００条の守秘義務違反）の告訴状が、本日（８月３日）、受理されました。
この漏洩事件自体と、基の患者死亡で教授らが書類送検された事件の詳細は、本ブログのこれまでの記事をご覧下さい。
●漏洩メールと戒告処分プレスリリースの画像
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12163053451.html
●中谷大作氏情報（大阪大学HP）
http://www.dma.jim.osaka-u.ac.jp/view?l=ja&u=5912&n=中谷&kc=1&sm=name&sl=ja&sp=1
●小川和宏情報（金沢大学HP）
http://ridb.kanazawa-u.ac.jp/public/detail.php?id=2188&page=1&search=1&keyword=小川&andor=AND&tgt1=1&tgt2=&tgt3=&tgt4=
右上の「社会貢献実績」クリックで、患者死亡の通報などが出ます。
●小川和宏の研究室（金沢大学HP）
http://www.med.kanazawa-u.ac.jp/lab/cat5-10.html
金沢大学整形外科でのカフェイン併用化学療法による患者死亡でご遺族が刑事告訴した件や、危険な医療が続けられていることなどについて、２０１３年１０月に私が厚生労働省に通報したところ、翌日、中谷大作・厚労省先進医療専門官（当時）が、刑事告訴されていた整形外科教授に、通報者である私の名前、所属、職などをメールで漏洩して、私がどういう人物かを尋ねたものです。
中谷氏と国を被告とした国家賠償訴訟において、被告国が漏洩メールを提出するとともに、厚労省は、その漏洩が国家公務員法第１００条の守秘義務に違反するため戒告処分にしたというプレスリリースを出しており、上記訴訟でも漏洩の事実関係については争いがなく、警視庁丸の内署の担当刑事さんも、今年初め頃、漏洩自体は確実であり書類は検察に送ると話していました。
心臓への副作用（アドリアマイシン心筋症）が死亡原因となったアドリアマイシンという抗がん剤は、使われ始めた約３０年前に多くの方々が副作用の心筋症で亡くなったため、医薬品の添付文書（医療者向け取り扱い説明書）には心機能異常では禁忌（投与してはいけない）と明記されている上、研修医レベルの教科書類でも厳しい中止基準で慎重に投与することが説明されているのですが、中谷被告は、上記の民事訴訟で、アドリアマイシンは致死性の副作用を持たないとまで主張しています。
それに加えて、金沢大学は死亡の事実関係を死亡後６年が過ぎても明らかにしておらず、副作用による死亡の再発防止策に至っていません。
こうした状況などを踏まえて、漏洩から３年近く経って刑事の公訴時効が近づいてきたこの時点で、刑事告訴に踏み切ったものです。
以下に、受理された告訴状の全文（７ページ）を掲載します。
