医療事故18、日本衛生学会で金沢大学カフェイン併用化学療法での死亡と医療安全について講演(旭川市民会館)
日本衛生学会が北海道旭川市で先週開催され、カフェイン併用化学療法での死亡と医療安全について、旭川市民会館で講演を行ってきました(講演8分、質疑応答4分の一般講演)。
その講演で用いた、まとめのスライドは、次の通りです。
公的機関の研究者の方からご質問を頂戴し、その中の1つは、再発防止策はどうなっているのか、というものでした。
次の図で、心機能の指標であるEFが大幅急落した後に、なぜ心機能異常では禁忌(投与してはいけない)のアドリアマイシンの投与を続けたのかという事実関係について、死亡から6年以上が経った先週月曜(5月9日)時点でも金沢大学は公表しておらず、しかも金沢大学は正当な医療だと記者会見で述べているので(私が知る限りでは「正当な医療」の主張を撤回したという情報は得ていません)、どうやって再発防止策を策定するのか(策定できるのか)疑問である旨をお話しました。
このカフェイン併用化学療法での患者さんの死亡と整形外科教授らの書類送検、その後に判明した治療成績の過大報告などは、昨年12月に横浜で詳しく講演(約90分)しました。その記事は次の通りです。
また、その横浜講演のスライド詳報を、断続的に本ブログで掲載しているところです(現在、スライド詳報6までです)。
●横浜講演スライド詳報1
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12123583469.html
●横浜講演スライド詳報2
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12126207325.html
●横浜講演スライド詳報3
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12129189641.html
●横浜講演スライド詳報4
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12134221661.html
●横浜講演スライド詳報5
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12144208962.html
●横浜講演スライド詳報6
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12147485745.html