愚かな事をしてしまった。

 

 手術前日、朝から入院になった。

 「PCR検査で陰性」を確認し、病室へと向かった。

 

 暫くして「麻酔医の診察」を受ける事になって発覚した事。 

 私の勘違いで「服薬すべき薬(脳梗塞の薬)」を3日前から控えてしまった為、「脳梗塞の再発の危険が高くなる」と言う理由で「手術は延期」になってしまった。

 

 Drの都合もあり、来月以降、多分10月になる様です。

 

 全部自分のせいです。情けない。。。

 

 

 

 *「手術を執刀する予定だったDr」の診察を受けました。

 

  Drは笑って「仕方ないですよ」と仰ってくれ、「来月、改めて仕切り直し」になりました。

  今度こそ「服用ミスをしない様に」気を付けます。

 

 「脳梗塞発症後に飲み続ける薬(再発防止の為)」って本当に重要なんですね。

 

 「手術内容」に拠って「服薬方法は変わる」ので「事前に十分確認が必要」と言う事です。

 自分の場合は「私の責任、確認不足」でした。

 

 手術が決まって、ここ数日は「自宅の片付け」をしています。

 

 「部屋の掃除」もそうですが、手術後は「右手が使えなくなります」から、その前に「台風対策」もしておかないと困ります。

 まあ必要最小限ですけど。。。

 

 ただ、この暑さ。日中に作業をしていると「汗の掻き方」が半端なく「ヤバい感覚に襲われます」

 作業中「水分補給はしてますが頭が『ぼ~っ』として来たり、何となく頭が『重い』様な感覚を覚えます」

 「これって熱中症?」 

 

 「脳幹梗塞の後遺症」も重なり、身体の「左側の硬直感、不快感」も半端ないです。

 

 明日からは、こまめにシャワーを浴び、着替えをしながら作業します。

 過日、「手術前の検査と診察」がありました。

 

 結果、「手術にゴーサインが出た」んですが、この一連の流れの中で問題になったのは「母の事」でした。

 

 

 

 母は「肺がん(扁平上皮癌)」を患い、自宅で療養していたんですが、「大腿骨骨折」をし、「呼吸器内科の主治医」がいる総合病院に緊急搬送。「骨折箇所をボルトで固定する手術」を受ける事になりました。

 

 「手術」になって暫くして、主治医から「一寸マズイ事になっています。一度手術室に入って下さい」と言わ、主治医と共に手術室に入室しました。

 

 手術台に寝かされた母は、医師から「心臓マッサージ」を受けてました。

 先程手術に向かう母に「頑張って来てね」と声を掛けたばかりの私にとっては「えっ?何で??」ワケが判らなかったです。 

 

 母は「白蝋の様な生気を感じられない顔」になっていました。

 主治医曰く「『眠導入(麻酔)』を開始した途端『心停止』になり、今、心臓マッサージをして戻って来る様に努力しています」 「もう暫く続けてみますので、控室でお待ちください」

 

 控室で「神様、仏様、ご先祖様、どうか母を生き返らせて下さい」と祈るしかなかったです。

 

 30分程して、主治医から「もう一度手術室に入って頂けますか?」と言われ、入りました。

 母は微動だにせず、顔色も「全く変化なし」でした。

 

 主治医から「あれからずっと心臓マッサージを続けていますが、戻って来ません。機械を使って延命措置は出来ますが、どうなさいますか?」と問われ、私は「もう結構です。このままで十分です。有難うございました」と伝えました。

 

 主治医は「〇時〇分、ご臨終です」と告げ、母は旅立ちました。

 

 手術室から出た際、急に足の力が抜けて膝を付きそうになりました。後にも先にも「身体の力が抜ける瞬間」を味わったのはあの時だけです。

 「母の命の選択をした」と言う経験、精神的に「きつかった」です。

 

 

 

 問題だったのは「母が『眠導入した際に心停止した』と言う事実」でした。

 

 麻酔科のDr「極稀に『麻酔をかけた際に心停止を起こす』と言う事象が有る事は知られてますが、私が医者になって40年、実際に遭った方を初めて聞きました。」 

 Drにして見れば「私を眠導入した際に『(遺伝的に)心停止を起こす』可能性がある」と言う懸念でした。

 

 それから色々と話を聞かれ、最終的には「麻酔科医」「執刀医」の判断で「麻酔をかけても大丈夫でしょう」と言う事になりましたが、思わぬ所で「母の事」を思い出す事となりました。

 

 あれから18年程経ちますか…。

 

 「日赤病院」…聞きたくないニュースでした。

 救急外来を1日2回受診も誤診 男子高校生が死亡 名古屋の日赤病院(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

 「医療過誤の死亡事故」「重篤な後遺症が残った」以外は、ほぼ「公にはならない」

 

 「死亡には至らなかった医療過誤の事例」は沢山あると思います。

 その場合、病院側は「対応に問題はなかった」で済ませています。

 私の事例が「その現実」を示しています。

 

 「事実を隠蔽」して、挙句「患者に『お金が目的ですか?』」と侮辱するんです。

 

 私の場合は「弁護士さんに依頼し、『協力医の見解』を頂いています」

 「問題がなかった」は「ウソでした」

 

 「ご遺族の皆様にはお悔やみ申し上げます」

 そして「医療過誤が無くなる事を望みます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「手術する予定の病院」は「整形外科のみ(実際は一寸違うけど)」の病院なので、基本的に「『糖尿病がある人』は手術が出来ない」そうで、他にも制約があるんだとか・・・。(私は「糖尿病と診断された事」はない)

 

 それで予め「麻酔科医の診察」を受け、「手術可能か判断を受ける事」になりました。その上で「執刀する整形外科医」の「判断を仰ぐ事」で「手術になる」そうです。

 

 自分の既往歴である「脳梗塞」について、「脳神経外科の主治医から意見書」を貰う様に指示が出ました。

 

 

 もし、「手術に問題が出た場合」(「単一科の病院では術前、術後の管理が難しい」となった場合)は「手術可能な病院(「内視鏡による手術が可能な総合病院)を探す事」になるそうです。

 

 色々と面倒なんですね。。。

 

 夏ごろ、「腱板断裂の手術」をする方向になりました。

 

「手術後は12週間の療養が必要」と言う事で、仕事の関係で「休職」と言う訳にもいかない…と思うので、一旦「離職で治療に専念する」と言う事になりますね。

 

 些か気が滅入りますが、仕方がないかなぁ。

 

 

 「脳幹梗塞の後遺症」+「首の痛み」+「左肩腱板断裂によるの違和感」

 

 全く、酷いもんだ。

 

 「首の痛み」は「脳幹梗塞発症」から数か月後、「寝違え」てから酷くなった。

 

 

 

 「脳幹梗塞発症」から1年余り経った頃に「高知大学付属病院に数日、検査入院」し、「脳幹梗塞についての診察」

は勿論、「手の痺れ、麻痺感、首の痛み等」についても詳しく調べて貰った。(手元にはその際の「画像データ」が残っている)

 

 結果的に言えば「あまり意味が無かった」

 その後の「大学付属病院への通院治療」を含め、症状の改善は殆ど無かったから。

 

 「脳幹梗塞について」は「現状の診断のみ」で「高知赤十字病院での事について」も聞いてみたが「正しかったのか、間違った事なのか?此方が聞いても何も言わず」 ただ「『後医は名医』と言う言葉を知っていますか?」と言って言葉を濁したのみだった。

 (「当たり前の事」と言えば「その通り」なんだけど、「本当に医者って…」)

 

 検査入院後、首の方も「専門の教授の診察を受けた」が「(今考えても)やり様が無いから取り敢えず…的な説明」を受けて「首にコルセットを付けた方がイイ」と言われた。(検査データ、画像で見る限り「病変が判らない」から)

 「クソ高い値段」と(装着時は「実費で支払い」ではあるけど、後に「保険から支払われるので実質無料…」とか言われた)その「大仰なコルセット」に、此方は『〇×じゃない?』って思った。

 

 

 「手の痺れ、麻痺等」については「神経内科の教授」の診察を受け、暫く通院した。

 この教授の診察は「患者としても納得の行く診察だった(「患者の立場に立ってくれていた」様に感じた)」

 首の方に対しても「首周りの筋肉を強化した方がイイ」とアドバイスも頂いた。

 

 その後は「今の整形外科」に「治療の申し送り、投薬の継続」と言う形になっている。

 

 

 「首の違和感」、「左腕のこわばり」が軽くなれば、随分「楽になる」と思う。

 

 今一番怖いのは「年齢と共に体力が低下し、身体を思う様に動かせなくなる事」

 

 色々と「上手く行かない現状」です。

 

 

 

 

 

 脳幹梗塞を発症した日の事

 

 何故「高知赤十字病院」に行ったんだろう?

 やはり「印象なのか?」と思う。救急病院で有名だし。。。

 

 最初の「MRI撮影」で「脳梗塞の発症が確認されなかった」のは仕方がない。

 「早期の場合、写らない事がある」から。これは理解出来る。

 

 でも、救急搬送された際、なぜ「MRIを撮らなかったんだろうか?」

 

 最初の診察の際、Dr(救急搬送されてからは「主治医」になった)は「血圧が高いので、内科にコンサルタントして『血圧を下げる事』にしましょう」と言って「内科に移動した」(これ以降、主治医になったDrの顔は「救急搬送された際」にしか「見ていない」 つまり『自分の担当は終了した」と思っていた筈)

 

 「内科医」は血圧を下げる為に「降圧剤を服用させた」

 *「脳梗塞の場合」血圧を下げる事は「禁忌事項だ」と私は後に知った。

 

 救急搬送された際、「主治医になったDr」は驚いていた。。。当然「降圧剤を服用した事は知っていた筈」(本人が「内科にコンサルタント」したんだから)

 更に「私の状態を見れば『脳梗塞を発症しているであろう事』は想像出来た」と思われる。

 

 ここに「高知赤十字病院の闇がある」 

 

 救急搬送された際に「MRIさえ撮っていれば、話が拗れる事は無かった」と思う。

 「不都合を隠そうと思ったのか?」

 

 後の「病院側の対応」は『建前』は『患者さん第一』でも、実際は酷かった。

 

 悔しい思いだけが残る。。。

 

 

 「病院関係者の方」はこのブログにも気付いているんじゃないかな? 

 

 「主治医だったDr」に言いたい。

 「あの時、どう思っていたのか?高知赤十字病院の対応はあれで良かったのか?『脳神経外科医』としての『本音』を話して貰いたい」そう思う。 

 

 

 10年経っても残る後遺症。

 左半身には「一部の麻痺、筋肉のこわばり」がある。

 一番きついのは「左腕のこわばりと肩から首にかけての鈍重感」

 

 「一刻も早い治療開始が必要」…と書かれている「脳梗塞の治療」

 

 やはり「なぜ?」この疑念は消えない。

 

 同じような事が、どの医療機関でも二度と起きない様に願うだけです。

 

 

 

 

 

 

 Yahoo!ニュースに「「ヤバい病院・ヤバい医者」とどう戦う…?「医者で弁護士」が明かす「医療ミス裁判」の知られざる全貌」(もと記事⇒「ヤバい病院・ヤバい医者」とどう戦う…?「医者で弁護士」が明かす「医療ミス裁判」の知られざる全貌(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5) (gendai.media))と言うのがあって、読んでみた。

 

  

 そして続きの記事が⇒医療ミス訴訟は「圧倒的に患者が不利」だって…? 「医者で弁護士」が語る「ヤバい医者」から身を守る7つの方法(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5) (gendai.media)

 

 

 

 「高知赤十字病院で遭った件」を経験した身にとって、色々と納得する記事でした。

 

 明日、脳幹梗塞発症から10年を迎えます。

 

 「脳梗塞は10年内に再発症する率が高い」と言われてますが、今の所、無事に済んでいます。

 

 まあ、本来は「発症」していたものの、「急性期治療可能時間内(血栓溶解薬使用可能時間内)に脳神経外科を受診」していたんですから、運が無かったんですね。

 

 その上、「(結果的に)医療ミスの隠蔽」に遭いましたから。

 

 

 私には「高知赤十字病院に行った事が最大のミスだった」って事です。。。

 (この病院で助かった方も沢山います。でも、私のケースは…です)