『LE SAMOURAÏ ( サムライ)』(1967)再見 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

台詞の少なさが素晴らしい

 

ジャン・ピエール・メルヴィル監督作品、フランス、107分

 

 

アラン・ドロン様、キャシー・ロジェ様、ナタリー・ドロン様、フランソワ・ペリエ様、

ミシェル・ボワロン様、キャサリン・ジュールダン様、ロバート・ファヴァール様他

 

 

 

熱烈ブログを拝読し、久々に、録画したDVDを引っ張り出して拝見。

 

 

若い時酔いしれたものって気恥ずかしい?で、

この録画も、一応したものの、再見しないまま、

歳月がたっておりました。しかし、いやはや、

ここまでお書きになられてたら、再見しようともいうもの。

 

 

詳しい見どころは、是非t WATANABE様記事で!

 

とにかく、アラン・ドロン様というお方は、

素晴らしい監督の方々に愛され、使われてらっしゃる。

どやこや嫌う方が多いんだけど、そういう話が出ると、

「でも、凄い監督に使われてるから、

若い頃の作品は、いいのが多いのよ」と、言ってしまう。

 

 

「アラン・ドロン」というと、お人自体はちょっと・・・とは思うけど、

幅広い、巨匠の手にかかった作品の素晴らしいこと。

そして、多くの場合、男性共演者が素晴らしい!

共演男優引き立てる実力、めいっぱい。

 

 

その点、この映画は珍しく?ドロン様お一人がしょって立ってる。

孤高のサムライにたとえられた、殺し屋

スタイリッシュなスーツ&コート姿。

依頼された殺しは実行するが、目撃者多数

・・・って、当たり前だよね、クラブの正面から堂々と出てくんじゃあ。

と、ツッコんではいけない。

警察は、端から捕まえたトレンチコートに帽子の男を端から面通し

 

 

店員の一人が、絶対にこの男だ、と言った、

鉄壁のアリバイを持った、ドロン様に目を付ける。

しかし、一番近くで犯人を見た女性ピアニストは、違うと断言する。

 

 

 

ここら辺までとラストは、きっちり覚えてましたが、

その間に、警察総動員尾行作戦があったのはすっかり忘れてた

無言のドロン様が、地下鉄を乗り換え乗り継ぎ、追っ手をまく。

この緊張のサスペンス・・・忘れてる~。

お巴里の地下鉄。おフランス感出るわあ。

 

 

 

 

 

目撃者を作ってしまった自分を始末しようとした、雇い主に、

きっちり仕返しをした、彼がどうするか。

 

 

これが「サムライ」ですわあ。

 

 

流石のメルヴィル監督作品でありました。

 

 

「婚約者」役の、当時まだご夫婦だった、ナタリー・ドロン様

 

 

やっぱ、顔が似てるナルナルご夫妻だわ。

 

 

しかし、「うっとり」から人生三倍くらい生きてるみどり?

どんなに決めてても、ドロン様によろめくより、

彼が飼っていた、小鳥その後の方が心配でいけません。

 

 

 

t WATANABE様のご覧になられたニューマスターとは、

遥かにかけ離れた、アナログもびっくりな、アナログ。

すんごい低画質での拝見でしたが、

あの頃の映画の雰囲気があって、それもまたよし?

・・・負け惜しみか?・・・だってソフト高いんだもん

Amazonビデオで予告編だけ拝見しました。見事に修復されとった。