台詞の少なさが素晴らしい
ジャン・ピエール・メルヴィル監督作品、フランス、107分
アラン・ドロン様、キャシー・ロジェ様、ナタリー・ドロン様、フランソワ・ペリエ様、
ミシェル・ボワロン様、キャサリン・ジュールダン様、ロバート・ファヴァール様他
熱烈ブログを拝読し、久々に、録画したDVDを引っ張り出して拝見。
若い時に酔いしれたものって気恥ずかしい?で、
この録画も、一応したものの、再見しないまま、
歳月がたっておりました。しかし、いやはや、
ここまでお書きになられてたら、再見しようともいうもの。
詳しい見どころは、是非t WATANABE様の記事で!
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とにかく、アラン・ドロン様というお方は、
素晴らしい監督の方々に愛され、使われてらっしゃる。
どやこや嫌う方が多いんだけど、そういう話が出ると、
「でも、凄い監督に使われてるから、
若い頃の作品は、いいのが多いのよ」と、言ってしまう。
「アラン・ドロン」というと、お人自体はちょっと・・・とは思うけど、
幅広い、巨匠の手にかかった作品の素晴らしいこと。
そして、多くの場合、男性共演者が素晴らしい!
共演男優を引き立てる実力、めいっぱい。
その点、この映画は珍しく?ドロン様お一人がしょって立ってる。
孤高のサムライにたとえられた、殺し屋。
スタイリッシュなスーツ&コート姿。
依頼された殺しは実行するが、目撃者が多数。
・・・って、当たり前だよね、クラブの正面から堂々と出てくんじゃあ。
と、ツッコんではいけない。
警察は、端から捕まえたトレンチコートに帽子の男を端から面通し。
店員の一人が、絶対にこの男だ、と言った、
鉄壁のアリバイを持った、ドロン様に目を付ける。
しかし、一番近くで犯人を見た女性ピアニストは、違うと断言する。
ここら辺までとラストは、きっちり覚えてましたが、
その間に、警察総動員の尾行作戦があったのはすっかり忘れてた。
無言のドロン様が、地下鉄を乗り換え乗り継ぎ、追っ手をまく。
この緊張のサスペンス・・・忘れてる~。
お巴里の地下鉄。おフランス感出るわあ。
目撃者を作ってしまった自分を始末しようとした、雇い主に、
きっちり仕返しをした後、彼がどうするか。
これが「サムライ」ですわあ。
流石のメルヴィル監督作品でありました。
「婚約者」役の、当時まだご夫婦だった、ナタリー・ドロン様。
やっぱ、顔が似てるナルナルご夫妻だわ。
しかし、「うっとり」から人生三倍くらい生きてるみどり?
どんなに決めてても、ドロン様によろめくより、
彼が飼っていた、小鳥のその後の方が心配でいけません。
t WATANABE様のご覧になられたニューマスターとは、
遥かにかけ離れた、アナログもびっくりな、アナログ。
すんごい低画質での拝見でしたが、
あの頃の映画の雰囲気があって、それもまたよし?
・・・負け惜しみか?・・・だってソフト高いんだもん。
Amazonビデオで予告編だけ拝見しました。見事に修復されとった。