『Le Rouge et le Noir(赤と黒)』(1954)念願の拝見 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

原作を読め?

 

クロード・オータン=ララ監督作品、フランス・イタリア、192分

ジェラール・フィリップ様、ダニエル・ダリュー様、アントネッラ・ルアルディ様

アントワーヌ・バルペトレ様、アンナ・マリア・サンドリ様、アントワーヌ・バルペトレ様他

 

 

随分と昔から、拝見したいと思いながら、出来ないでいた、

ジェラール・フィリップ様主演作品、やっと拝見出来ました。

 

 

思いっきり「デジタル・リマスター版」なんで、

綺麗っちゃあ綺麗、色鮮やか過ぎっちゃあそんな感じで。

 

 

まだ、カラーの技術が今一つだった頃?

モノクロの方が、より「美しさ」は伝わったかも。

 


 

 

 

 

 

 

 

町長夫人のダニエル・ダリュー様の衣装にシュガーピンク!?

そんなに『赤と黒』に興味があるなら、スタンダール先生原作を読め?

なのに、この作品、やたらとこの映画で拝見したかった・・・のは、

やはり、ジェラール・フィリップ様のお美しさが、

女殺しの野心家の役で、どう輝くか、拝見したかったんでしょう。

 


 

はあ、もう、完璧品格あるお美しさでしたわあ。

 

 

 

内容的には、アラン・ドロン様の方が「野心」の部分が出てよかったかも?

と、思ってしまうくらい、主人公の育ちの悪さ?微塵も感じさせない美形。

それだけに、大長編で綴られる物語が、前後編ともに、

ロマンスものにしか見えないのが、惜しいっちゃあ惜しい。

 

 

 

 

とのもかくにも、すぐに女はすべてメロメロ

 

 

あの御仁の、素直真面目雰囲気って、どうお芝居しても出ちゃうのね。

 

 

『危険な関係』然り・・・でも、もういいわ、こんだけ綺麗ならって感じ。

8月は『アンナ・カレーニナ』もの、三作拝見しました。

『赤と黒』も、前半は、子供がいる奥様相手なので、似てる

道ならぬやめられない止まらない恋情ってそんなもん?

 

 

あまりにころっ落ちちゃうんで、え?とモテない女は思うが、

このくらいの勢いがないと、なんて始まらないのかもね。

 

 

後悔しても、また、すぐに元の木阿弥

全編を通して、タイトなシルエットの、ジェラール・フィリップ様の、

細い~!!!けど貧相とは違う、お顔と同じく完璧スタイルも、

充分堪能させて頂きました。

 

 

 

享年36歳という、あまりの早逝が、美人薄命ならぬ美男薄命

と言って、本当にそうだわ、と思うようなお方です。

 


 

あ、『赤と黒』意味がやっと解りました。勉強

って、だから原作を読め!ですね。