『Please Give(善意の向こう側)』(2010)邦題ほど悪意なし☆ | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
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心地よい小編

 

ニコール・ホロフセナー監督作品、アメリカ、92分

 

 

キャスリン・キーナー様、レベッカ・ホール様、アマンダ・ピート様、ロイス・スミス様、

オリヴァー・プラット様、アン・モーガン・ギルバート様、トーマス・イアン・ニコラス様他

 

この作品、劇場未公開な上、ソフト化も見送り。

専門チャンネル配信などで、やっと日本公開になったらしいです。どうしてかな。

キャスティングも、無名な俳優さんだけって訳でもないし、内容もいいのに。

 

 

今時100分以内の映画は短すぎるのか???みどりにはちょうどいいのですが。

冒頭、マンモグラフィーの撮影が延々映し出されます。

おっぱい、おっぱい、おっぱい・・・若かったり、お年寄りだったり。

色々なおっぱいの中に、悪い腫瘍があるかもしれない。

そのレントゲン技師の、多少変わり者の女性が、中心人物の一人。

 

エステティシャンの妹と、91歳、一人暮らしの祖母の面倒を見ている。

 

 

彼氏別の女性結婚してしまい、

結婚相手の女性が働くブティックで、彼女を観察してしまう日々

 

 

この祖母がまた、かなり口が悪い皮肉屋

誕生プレゼントに寝間着を貰っても、「何かの時」の為にとっておく、と、着ない

アパートのお隣は、アンティーク家具ショップというかリサイクル家具ショップというか?

を経営している。吹き出物に悩む、思春期の娘が一人。

 

 

 

いつか、お隣が空いたら、買い取って、広く改装したいと考えている。

ってことは、結局婆ちゃんが亡くなるのを待っている形に。

なんで、お隣と気まずい雰囲気が流れていて、解消するために、交流を持ち始める。

 

 

 

登場人物みなさん、一癖ある。でも、エキセントリックというのでもなく、

誰でもその位の癖はあるよね?程度。

 

 

やたらホームレスがほっておけない母ちゃんが、

お持ち帰りに包んでもらった残り物を、差し上げようとしたら、

レストランの順番待ちで立っていただけのおっちゃんだったり・・・

 

 

必要もないもの買い取っちゃったら、もっと高級な店が転売してるのを発見とか。

 

 

 

そんな中、ありがちな?浮気があったり、出会いがあったり、失敗があったり。

何事もないわけでもないけど、悪意もない迷いが描かれる。

 

 

 

お隣のお婆ちゃんは、さっきまで管理人に電話で文句言ってたのに、

テレビの前に座ったまま大往生を迎え、アパートは夫婦が買い取り、

お話は終わりを迎えるのですが『善意の向こう側』は、悪意が潜むわけではない。

 

 

ちょっとした間違いは、うっかりでも人を傷つけるし、ぴりっと胡椒が効いた作品。

でも、善意好意、といったものは、人と人の繋がりに、悪い結果は出さない、

そういう内容だと思います。(原題と邦題、まるで関係ないけど)

 

 

 

みどりは毎度のAmazonビデオで拝見しましたが、

日本初公開スターチャンネルさんらしい。拍手です。

 

 

 

 

アクセス記事統計、過去5日分から、「昨日」に変えてみましたが、

一位こそ当日記事でも、まだまだ島田陽子様です。

 

 

因みに、次点はピーター・オトゥール様でした。