『Nicholas and Alexandra(ニコライとアレクサンドラ)』(1971)拝見 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

 

宴のあと

 

フランクリン・J・シャフナー監督作品、アメリカ、189分

 

 

 

マイケル・ジェイストン様、ジャネット・サズマン様、ロデリック・ノーブル様

ローレンス・オリヴィエ様、イアン・ホルム様、クルト・ユルゲンス様、ジョン・マケナリー様

マーティン・ポッター様、マイケル・レッドグレイヴ様、アイリーン・ワース様

 

 

今月なにかとお会いする、ローレンス・オリヴィエ様のフィルモグラフィで発見し拝見しました。

 

 

皇帝を演じられたジェイストン様、『フォロー・ミー』の、ミア・ファロー様の夫役の方なのね☆

監督、先般記事中で書いた『ブラジルから来た少年』の監督さん。

当初、アレクサンドラ役ヴァネッサ・レッドグレーヴ様ラスプーチン役ピーター・オトゥール様
そんなキャスティングを考えていらしたのが、予算の問題で無理だったとか。
 
 

でもねえ、上記の如く、無駄な程、脇役豪華俳優陣なんですわ。予算の問題とは思えん。

ヴァネッサ様登用がなかった代わりに?お父ちゃんがご出演されてるし~。

『回転』で叔父役をされたお方なんですね!)

 

 

ラウプーチン役のトム・ベイカー様、これはもうそっくりさん大賞という感じ。

 

 

 

 

レーニン、スターリン、トロツキー役も作り込んでらっしゃる・・・

 

 

暗殺前の独白場面だけは、確かにピーター・オトゥール様で拝見したかった気もします。

映画的見せ場のひとつだった気が。

作品としては、革命の顛末を中心にした感じで、ロマノフ家を扱った作品としては地味目?

皇帝の判断甘さがつるべ落としに最悪結果を招いて行く三時間余。

 

 

 

ちょっと、うとうとしてしまいましたが、お勉強になった一作。

 

 

 

フランス革命にしろ、統治者明暗の激しさ、ヴィジュアル的美しさが、

後世まで人々を惹きつけることになるのは、皮肉

 

 

お世継ぎが、重い病気をお持ちだったのも共通した悲しさ。

 

 

↓ 実際のご家族の、何という美しさ。全員美形。

 

 

革命もだけれど、後々までご家族が語り継がれることも、考えてもいらっしゃらなかったでしょう。

 

 

今日、明日の命が解らない状態を暮し、一家で惨殺されたのだから。

 

 

動画収集を始めて、ロマノフ家に関しての記事を書こうとして挫折したことがあります。

この機会に、後半、革命など考えてもいなかった皇帝一家の華やかかりし日映像を。

 

 

 

 

↓ 出たっ、BBC!贅沢テレビの真打?

 

 

 

ロマノフ家が生んだ幻影と言えば、アナスタシア皇女の生存説でした。

みどり、次女のタチアナ皇女のお顔、好きですが、アナスタシア皇女、流石、かわいい。

 

 

発想の、というだけですが、

イングリット・バーグマン様『追憶』、アカデミー賞まで獲られました。

その他も、映像化は様々な形で。

 

 

 

 

ただの野心家だったのか、粗野な自己顕示欲の塊だったのか。

それとも???わからない人間、ラスプーチン

 

 

 

 

アナスタシア皇女の上の三人のお姉様。

驚く美形家族・・・としか、言いようがないですわ。

 

 

宝石か・・・は身に着けた人のを、内に秘めるのでしょうか。

そんなことは関係なく、ただ、輝き続ける石に、

人がその「時」を夢想するのでしょうか。

 

 

 

こんな、「記録」されたフィルムの断片の、

何とリアルな事か・・・

ご家族で、孔雀の動きに、歓声をあげられたのでしょうか。

 

 

まだまだアクセスぶっちぎられてます。島田陽子様。

いつまで続くのか?

 

 

お写真が追い付かなくなってきました。