ホラー映画なんかより恐い技
サモ・ハン・キンポー監督作品、香港/中国、99分
サモ・ハン様、ジャクリーン・チャン様、アンディ・ラウ様、ユン・ピョウ様、
ユン・ワー様、 ディーン・セキ様、ツイ・ハーク様他
『ノッティングヒルの恋人』と同じ挿入歌!
しかし、感動・号泣はないと思う。この映画!?
サモ・ハン様、デブゴンでらして、ジャッキー・チェン様の盟友?
『燃えよドラゴン』にもご出演だった・・・あたりまでの知識で、
本格的にご出演作を拝見するのは初めてだったかも???
感慨しみじみなのが、痴呆が悪化しつつあるお爺ちゃんという設定。
思わず、自分の父の没年齢から、自分の年齢を引き算してしまいました。
実際のサモ・ハン様がお幾つかというと、1952年のお生れで現在66歳。
まだまだお若いことに安心しつつ、いや、映画を監督しちゃうんだから、
すごくパワフルだわ~、と目を見張っちゃう。
超大物お三方が、爺ちゃん友達で『やすらぎの郷』的にご出演だし。
サモ・ハン様、あの体型を維持?しつつ、見た目もよく、健康的。
これが「元々の体質」であって、心配、という老婆心は全く起きない。
その点、高木ブー様とか、ミッキー吉野様とかと同じ感じ?かっこいい。
そこ、沢田研二様と違う点。『Tokio』歌っても素敵じゃないかな?
香港、中国、多少はアクション拝見して参りました。
ブルース・リー様、リー・リンチェイ様といった武闘家系から、
チャン・ツィー様のような、基礎に京劇の踊りがあるといった、
ワイヤーワークの流麗なアクションまで。
本作ご出演の、アンディ・ラウ様(老けないことに香港スターはびっくりする)も。
アンディ・ラウ様エンドロールで歌声も拝聴出来て「香港映画」全盛期、
思い出しましたわあ・・・ということは、最後の所で少し歌われてたのは、
サモ・ハン様!!??歌まで!?
それにしても、あまりにあっけなく退場のアンディ・ラウ様にびっくり。
↓ ちょっと始めの頃の『相棒』っぽい?
「かつて人民解放軍の中央警衛局で要人警護」をしていた、
武術のエキスパートだったという過去を持つと同時に、
娘と絶縁状態という、家族関係に悔いありのサモ・ハン様。
家の鍵を首から下げていないと、何処にあるかわからなくなったりな日々。
近所の、チンピラっぽいアンディ・ラウ様の幼い娘を可愛がっている。
しかし、父の闇社会での失敗?から、娘まで狙われる事態となり、
条件反射で、身体がアクションを。
ピストルなんて野暮なもの、登場しません。時代設定わかんないくらい、
悪党も、ナイフまで?でちゃんとアクションします・・・ってか、
あの方々が、デキるんでしょうねえ。動き、ハード。
感想書く前に、ひとつ拝読した記事に、サモ・ハン様のアクションを、
ブレない、芯が動かないアクションと説明してあり、なるほどと納得。
眼光鋭く、相手の動きを力に変えて、手足で逆にさばいてしまう。
その生々しいアクションシーンは、最近何作か拝見した「ホラー映画」より、
よっぽどか怖い。両腕の自由を奪い、あの頭から落とすの、ヘッド・ロック?
御体重を全部かけて、落とした上、推定100キロ以上で押しつぶす。
必殺仕事人が如く、骨砕きます。レントゲンも出ます。
もうもう、拝見しているだけで怖くて目をつぶっちゃう事しばしば。
かなり暴力的アクションです。R15指定っての、納得です。
子役さんと、彼に恋してる大家さんという女性陣の暖かさで緩衝されてるけど、
かなり、鋭くハードな一作でありました。
健康的巨漢バンザイ!!!???