南田洋子様、長門裕之様、朝丘雪路様
そして・・・
1940年1月2日～2018年8月4日
享年78歳
穏やかなご最期でらしたそうです。
退院を間近に、その日も食事をきちんととられ、
もう、仕事も入れられる、という時に、
突然の心不全でのご逝去。
長門裕之様とのご兄弟、その奥方達皆さま、
作品では、多くは接していないみどりです。
でも、皆様、想い出深い。
この不思議は、テレビというメディアあってのものかも。
拝見したお作としては、俳優としてご出演の『墨東奇譚』。
監督として「マキノ 雅彦」を名乗り、メガホンをお取になられた『寝ずの番』。
この二作が記憶に残っています。
石原裕次郎様華やかりしころの日活映画、ご縁なく過ごし、
伊丹十三監督作品は、ごく初期のものしか拝見していないし・・・
しかし、イメージとしては、渡辺淳一様原作の作品群で、
ねとっと色っぽい役を演じられ、特有の存在感を放たれてらしたイメージ。
『ひとひらの雪』『桜の樹の下で』『別れぬ理由』
野坂昭如様も今は亡く・・・
吉永小百合様相手に、「絡み」を演じられたのも強烈でしたが、
いかんせん、吉永小百合様は、どう頑張っても、堕ちてゆくしかない女は似合わない。
ごくお若い時に、若尾文子様よろめきの『氷点』学生役は、受けて立ってらしたなあ。
あの若尾文子様のねちっこさに。
セクシーで可愛らしい、奥様、朝丘雪路様とバランスの良さを感じます。
そして、高級おもちゃ屋さん「グランパパ」のオーナー。
確か、木製のものを中心とした、子供の身体に優しい、手触りのよいもの？
そんな高級玩具を取り扱われていらしたような。
お兄様よりあくが強い、その分、存在感も強い役者さんだった気がします。
親しんだ二組のご夫妻が故人となられた・・・
世の無常、儚さ、かくや。
ご冥福をお祈りいたします。