再掲:連続ドラマW『レディ・ジョーカー』(2013)最終話でやられました | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

2018年3月15日記事

 

連続ドラマWの流れで。

いやあ、柴田恭兵様、お若い時もかっこよかったけど、

お歳をめされて、本当に美味しい役者さんに、

なられましたなあ・・・

 

一昨日の晩、肋間神経痛が来たと思ったら、胃を直撃。

あれから撃沈して、殆ど寝たきりの週末です。とほほ。

 

漠然としていた記憶の再構築

 

高村薫原作水谷俊之 · 鈴木浩介監督作品。WOWOW「連続ドラマW」全7回

 

 

 

上川隆也様、柴田恭兵様、豊原功補様、山本耕史様、矢田亜希子様

本仮屋ユイカ様、板尾創路様、津田寛治様、光石研様、手塚理美様、石黒賢様

金子ノブアキ様、高橋努様、小市慢太郎様、中村嘉葎雄様、渡辺いっけい様

 

 

映画版(2004)には、大杉漣様松重豊様がご出演なんですね・・・

とりあえず「バイプレイヤーズ」の方々のチェックをする癖がついちゃった。

 

 

 

 

 

頭の中に、別枠?「バイプレイヤーズ」も編成されつつあるような?

「グリコ・森永事件」下敷きになっているということで、

自分の記憶の中で、どうも掴みどころがなかった事件なので、

拝見してみようと思いました。

 

 

あくまで小説→映画で、ノンフィクションではないものの、

事件自体が、色々と飛び火?するんですよね。

だが、ほぼどのシュチエーションでも同じ顔の主人公。 ↓

 

 

 

 

 

で、この春、眠気が止まらないみどり、何度も落ちてしまい、

なかなか最終話までたどり着けなかったのでした。

 

 

 

 

しかし、最終話で、~。

「重版出来!」が、人生現実的な所を突かれて、落涙~だったのと好対照?

観念的なところで泣かされたって感じかな。

 

 

 

かつて、部落差別という、理不尽な理由で会社を解雇された、

犯人の一人の身内が、辞めさせられても愛した会社のビールについて、

遺した言葉を綴った、犯人からのメッセージ。

「あの琥珀色は見ているだけでうっとりするし、

パチパチはじける炭酸ガスは、まるで音楽だ。

美しいもの、旨いもの、心地いいものというのは、

人間を卑しさから救うものらしい。

そういうことを俺は、あのビールから学んだ。」

会社から学んだんじゃないよ、と続くのでありますが、

事件発生時社長、柴田恭兵様が、会社に殉じて罪をおい、

拘留されている時、それを繰り返し読んで、

釈放されたら、墓前に参りたい、と仰るんですね。

彼自身も、引責辞任した後、自社ビールを、

本当に美味しい、と言って飲んでいた。

 

 

それぞれが、時の流れの中で、小さな歯車に過ぎないものの、

それぞれに、商品なり、会社なりを愛する気持ち。

 

 

私自分が、簡単に、会社からチョ~ンと頸を切られたけれど、

その消え去った部門への愛は、同種の別会社に勤めたくはない、

と思う程、今でも愛しているみどり。結果は赤貧だけど。

またもや、だ~っと涙が・・・

そして、老いつつある、柴田恭兵様が、渋くてかっこよかったあ。

 

 

 

 

 

味わいがあってよかったのは、泉谷しげる様も☆

 

 

 

↑ 遠景だけど、映ってます☆

 

 

さ~な様が、伴侶として過ごされたお方・・・

しかしみどり、手塚理美様って、お会いする度に、

お顔が怖いって思っちゃうのでした。