2018年3月15日記事
連続ドラマWの流れで。
いやあ、柴田恭兵様、お若い時もかっこよかったけど、
お歳をめされて、本当に美味しい役者さんに、
なられましたなあ・・・
一昨日の晩、肋間神経痛が来たと思ったら、胃を直撃。
あれから撃沈して、殆ど寝たきりの週末です。とほほ。
漠然としていた記憶の再構築
高村薫原作、水谷俊之 · 鈴木浩介監督作品。WOWOW「連続ドラマW」全7回
上川隆也様、柴田恭兵様、豊原功補様、山本耕史様、矢田亜希子様、
本仮屋ユイカ様、板尾創路様、津田寛治様、光石研様、手塚理美様、石黒賢様、
金子ノブアキ様、高橋努様、小市慢太郎様、中村嘉葎雄様、渡辺いっけい様他
映画版(2004)には、大杉漣様、松重豊様がご出演なんですね・・・
とりあえず「バイプレイヤーズ」の方々のチェックをする癖がついちゃった。
頭の中に、別枠?「バイプレイヤーズ」も編成されつつあるような?
「グリコ・森永事件」が下敷きになっているということで、
自分の記憶の中で、どうも掴みどころがなかった事件なので、
拝見してみようと思いました。
あくまで小説→映画で、ノンフィクションではないものの、
事件自体が、色々と飛び火?するんですよね。
だが、ほぼどのシュチエーションでも同じ顔の主人公。 ↓
で、この春、眠気が止まらないみどり、何度も落ちてしまい、
なかなか最終話までたどり着けなかったのでした。
しかし、最終話で、涙~。
「重版出来!」が、人生現実的な所を突かれて、落涙~だったのと好対照?
観念的なところで泣かされたって感じかな。
かつて、部落差別という、理不尽な理由で会社を解雇された、
犯人の一人の身内が、辞めさせられても愛した会社のビールについて、
遺した言葉を綴った、犯人からのメッセージ。
「あの琥珀色は見ているだけでうっとりするし、
パチパチはじける炭酸ガスは、まるで音楽だ。
美しいもの、旨いもの、心地いいものというのは、
人間を卑しさから救うものらしい。
そういうことを俺は、あのビールから学んだ。」
会社から学んだんじゃないよ、と続くのでありますが、
事件発生時の社長、柴田恭兵様が、会社に殉じて罪をおい、
拘留されている時、それを繰り返し読んで、
釈放されたら、墓前に参りたい、と仰るんですね。
彼自身も、引責辞任した後、自社ビールを、
本当に美味しい、と言って飲んでいた。
それぞれが、時の流れの中で、小さな歯車に過ぎないものの、
それぞれに、商品なり、会社なりを愛する気持ち。
私自分が、簡単に、会社からチョ~ンと頸を切られたけれど、
その消え去った部門への愛は、同種の別会社に勤めたくはない、
と思う程、今でも愛しているみどり。結果は赤貧だけど。
またもや、だ~っと涙が・・・
そして、老いつつある、柴田恭兵様が、渋くてかっこよかったあ。
味わいがあってよかったのは、泉谷しげる様も☆
↑ 遠景だけど、映ってます☆
さ~な様が、伴侶として過ごされたお方・・・
しかしみどり、手塚理美様って、お会いする度に、
お顔が怖いって思っちゃうのでした。