2017年9月15日記事
『ニノチカ』のうたい文句の『ガルボが笑う』よりずっと、
こちらのガルボが躍る、の方が強烈だったみどりです。
ロングショットはご本人かな?と疑う位。
しかも衣装がセクシー。みどりの中にないガルボ様像???
「太陽の目」を持つ女踊り子・スパイ
ジョージ・フィッツモーリス監督作品。(アメリカ)89分
グレタ・ガルボ様、ラモン・ノヴァロ様、ライオネル・バリモア様、
アレック・B・フランシス様、ヘレン・ジェローム・エディ様他
20世紀初頭、パリ、インドネシアのジャワ島からやって来た、
踊り巫女であるとか、王女であるとかいう触れ込みで、
オリエンタル・スタイルの踊りを披露し、
舞踊家として成功するマタ・ハリ。(↓ 4枚、ご本人写真。)
この方のお写真と言うと、ウェストのくびれとか、
修正されてらしたってのが人間らしいエピソードで好きです。
同時に、高官を相手にする高級娼婦でもあり、
数多くのフランス、ドイツ双方の将校と関係があった。
第一次世界大戦時、フランスで二重スパイとして裁かれ、死刑に。
その活動自体は、大したものではなく、フランスの戦局が劣勢だった為、
スケープゴートにされたという説が根強い。
東洋のマタ・ハリと呼ばれた、川島芳子様は、
処刑、身代わり説があり、ヒトラーとかとは違い、少し信ぴょう性を感じないでもない。
でも、マタ・ハリ様は、別に、王家の人間とかでもなく、処刑も確実ですね。
その、女スパイと言えば、マタ・ハリという彼女を、
グレタ・ガルボ様が演じられた、メロドラマ。
かなりイケておりました。
オリエンタルな踊り。
スパイ活動。
彼女に一目惚れした、戦時の英雄青年とのラブロマンス。
恋の囁きは「マタ」なんですね、やはり。呼び名としては、なんだか不思議。
名前と言うと、イ・ビョンホン様とか、ペ・ヨンジュン様とか、
近しい人は、どうお呼びになるのか、かねがね気になっている疑問なんですが。
国際派、マダム・みら、ご存じでらっしゃいます?
逮捕後は、茶番劇として一応裁判、そして死刑へ・・・
と、ドラマは、ガルボ様の美しさを、多岐にわたるファッションで彩り、
魅せて下さいます。「グランド・ホテル」では、正直、バレリーナには、
がっちり体型過ぎないかなあ?と思ったガルボ様。
「マタ・ハリ」と言うには、色気に欠けないかな?と思ったものの、
そのスフィンクスのような、神秘的強さを秘めたお顔立ちが、
「スパイ」という役柄に合っていて美しい。
ラストに向けて、シンプルな装いになっていくと、
髪も、纏められ、シャープなスタイルに。あ?意外とお顔が小さい!
今更のみどりの新発見でした。骨格ががっちり、のイメージが強かったので。
お背中に関しては、ご衣裳により、徹底してお見事にカバーされてて、拍手。
今回調べてそうだったっけ!は、ダンサー時代以前のご結婚で、
お二人のお子様がいらした事。今も、直系の方、いらっしゃるのかしら?
2013年まで、ご生家が、美容院として使われていたこと、でありました。