再掲・The Exorcist ・・・エレン・バースティン様 | 時は止まる君は美しい

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2016年10月2日記事

 

 

2023年10月13日、本日久々に『エクソシスト』を拝見しました。

Amazonプライムで122分版。

 

 

ディレクターズカットの階段をブリッジで降りる場面のようなこけおどしのない、

オリジナル版・・・と思ったら、ラストがそれとも違うような???

ここで書いているラストシーンではないんですよね。

何版なんだろう、まあいいんですが。

 

 

 

 

今、改めて拝見すると、全ての場面を知っているせいかな?

(でも、リーガンの頭が360度回転する場面が2回あるのは忘れてました。

ああいう場面、怖くないんですよね・・・)

全体がとてもスピーディに進んだ気がします。2時間以上とは思えなかった。

 

 

 

 

 

そして、やはり一番好きなのはエレン・バースティン様が撮影から帰る場面でした。

『エクソシスト』、当然過去記事あると思ったら、

この記事とマックス・フォン・シドー様の記事でしか書いてなくてびっくり。

追加写真多めにしました。

 

 

 

私がリーガンでもお母ちゃんの新しい恋人が、バーク監督だったら嫌かも・・・

自分の誕生日に電話してこない父親に、母親が電話を通じさせようとヒステリー起こす。

 

 

ああいうのも、哀しい誕生日。邪悪なものと共存してしまうきっかけになる、

心の隙間が生まれてしまうのも解る気が・・・

キリスト教の神ありきのホラーは、信者でないみどりにはピンとこないことが多いのですが、

『エクソシスト』は、キリスト教と悪魔の戦いであっても、

人の心が細やかに描かれていて、心に迫るものがあります。

 

 

先月、映画音楽の記事の時、印象的な映画音楽というのを途中まで書いて止まってます。

その中に『エクソシスト』入ってるんですよね~。記事、仕上げろって感じ。

 

『エクソシスト』での「予感」の恐怖

 

少し前に、キリスト教関連のホラー作品は、余程でないと、 

感じ入ることがないことを書きましたが、

『エクソシスト』(1973年)は、映画の冒頭から、恐怖への予感が、

静かに歩み寄って来たのを想い出します。

 

 

悪魔に憑りつかれる少女の母で女優の女性を演じられた、

エレン・バースティン様。

 

 

映画の撮影の後、車を返し、撮影の間借りている家へ、

歩いて帰る風景。何でもない街頭。枯れ葉が落ちる。

言い合っている風情の神父を見かける・・・

 

 

この映画を初めて拝見した時から、かなりの歳月が流れました。

 

 

 

 

今、お写真を拝見すると、大人でスタイリッシュでらしたんだなあ、と。

撮影風景のお写真集めてみました。

 

 

 

 

Jack Macgowran(デニングズ), Ellen Burstyn(クリス), 1973

 

 

William Friedkin(フリードキン監督), Ellen Burstyn and Linda Blair (リーガン)

 

 

William Friedkin & Ellen Burstyn

 

 

Ellen Burstyn, Jason Miller(カラス神父) & William Peter Blatty(原作者)

 

 

William Friedkin directs Jason Miller and Ellen Burstyn in The Exorcist

 

 

Director William Friedkin discusses a shot with actress Ellen Burstyn

 

「予感」に始り、「余韻」まで、宗教を越えて、

心に非響くものがある映画でした。

 

 

 

 

 

 

人の持つ寂しさ、葛藤、弱さ、想い・・・

そんなものにまっすぐに向かい合った作品だからでしょう。

 

 

で、まさかの今年、エレン・バースティン様『エクソシスト』再び!

YouTubeの途中で予告が出て来て、びっくりしたあ。