2017年11月20日記事
もうかなり前の記事なのですが、何故か最近沢山アクセス頂いてる。
何でだろう???どこかが配信を始めたか、続編でも出来たか???
マスメディアに疎いみどり、原因解らないまま久々に読み、
忘れていた細かいところ、朧に想い出しました。
男と女と繁殖?と・・・
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督(カナダ・フランス)104分
エイドリアン・ブロディ様、サラ・
アビゲイル・チュ様、デヴィッド・ヒューレット様、ブランドン・マクギボン様他
遺伝子科学者のクライヴとエルサは、複数異種間のの遺伝子合成に成功。
新種の生命体を創り出すという、人類未踏の行為。
雌雄二体の創造にも成功する。これがなんとも形容しがたい生き物。
山椒魚っぽいと思えば可愛いが?
「なんて可愛い」という地点で、親ばか?
タンパク質合成、医療に役立つ実験の成功に、チームは狂喜する。
二人の探求心は臓器移植への可能性を持つ「それ以上」への実験へ。
道義的問題がある、会社が禁じた、人類とのかけ合わせ。
受精に成功するも、クライヴは、冷凍保存にして、封印する。
エルサは、クライヴに隠れ、凍結した筈の「それ」を取り出し、密かに実験敢行。
一方、彼は、エルサとの子供を欲しがるものの、彼女は、
現状が一番いい、子供は要らないと言う。
かくして、凶暴な無毛カワウソのような?スーパーパワーの赤ちゃん誕生。
目が開いた時、エルサを見て、「親」の刷り込みをされる彼女に、
「ドレン」という名が付けられる。会社にも秘密の存在。
天才科学者の二人の寝室が ↓ 知能の高さと、精神的幼さのちぐはぐさが現れているような?
実験にエルサが使った遺伝子は、子作りを拒否していた彼女自身のもの。
まあ、このエルサの、ドレンを猫可愛がりする事。
可愛いおべべ着せ、ゲームで言葉を教え、糖分に反応するドレンに離乳食?を作る。
処分するべきだというクライヴを制止しての、かいがいしい子育て。
「母」になることを否定したエルサの、自分遺伝子ドレンへの「母」っぷりって?自己愛?
ドレンは、急速な成長を見せ、不思議な魅力を持つ「女性」へと変化する。
研究所で隠し続けるには成長し過ぎたドレンを、
エルサが所有していた、人里離れた農場へと移動させる。
そこは、彼女が母親の虐待を受けた記憶がある、忌まわしい場所。
この移動が、段ボールに押し込んでの移動で、
先日、うちの長男にゃんこ12.6キロを、他に入るものが無くて、
段ボールに詰め込んで、病院へ行ってもらったことを想い出し、苦笑。
公式に、実験によって生まれたペアは、華々しく公開されるが、
雌雄だった雌が雄に変化し、お互いを猛攻撃し、会場はパニックに。
一人きりで過ごす時間が多いドレンは、エルサの宝箱の中の、
ティアラを、髪の無い頭に載せ、しょんぼり箱に戻す。
そんな日々、迷い込んだ猫に手を伸ばしたら柔らかく抱かれてくれる。
そこはかとない愛情。
しかし、「アレルギーがあったらどうするの!」と取り上げられる・・・
エルサさん、あんた、今そこで、ドレンを一個の感情を持つ人格として否定したよ?
一方、美しく育ったドレンに、化粧を施し、ドレスを与えるエルサ。
「女性」ドレンに、ダンスを教えるクライヴ、やがて、二人は自然と(勢いで?)結ばれ、
その時、ドレンの背と腕から、羽や鰭のようなものが現れる。
ひとつの生命体が花開く瞬間?
ここの写真が、アメーバ様コードに引っかかるので載せられないのが残念。美しい。
しかし、ドレンもまた、女性から男性に変化し・・・
ラスト、一人残ったエルサは身ごもっている。
彼女が産むのは、何者なのか。
企業側も、関心はあるが、出産を強制もしないと言うが、
「失うものは何もないから」と答えるエルサ。
・・・いや、前記事のシャルロット・ゲンズブール様と同じく、エルサも、
あくまで「産む自分」ありきではないか???
クライヴ不在の生命体「ドレン」も、女性として敵にならなければ、
可愛い可愛い、あたしのドレン、だったわけでしょう?
出産経験がないみどり、後悔はないけれど、イキモノとして寂しい。
しかし、それって、未経験ながら、人生のパートナーあってのことであって、
彼女達のような、自分・自分・自分な出産願望、
産みの歓びも知らないだけに、全く理解できない。
ただ、女は強いのう・・・と思ってため息をつくのでありました。
エイドリアン・ブロディ様が「普通の男性」として、お気の毒ですわ。