To Be or Not to Be_キャロル・ロンバート様 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

「生きるべきか死ぬべきか」


大好きな女優、Carole Lombard(キャロル・ロンバード)様。

1908年10月6日~1942年1月16日、享年33歳。 







最近、珍しく、男優さんの記事を続けて書いた気がします。

それらの中でも、コメディセンスがある俳優さんが好きなことには触れてきましたが、

それは女優さんでも同じ。

ひとに「笑われる」のではなく「笑わせる」人は、俳優さんに限らず、普通の人でも、

本当に頭がよくて、気配りが出来る人な気がします。 






それで、精神をすり減らす人も多いし、稀有な事ではあるけれど、

ご自身も、ハッピーで、人生に喜びを感じている人も。 

ロンバード様は、その、珍しい、後者に入るお方だと思います。




夫君のClark Gable(クラーク・ゲーブル)様とのお休みの日に、 

プロデューサー?からの電話がかかった時「忙しくて滅多にHも出来ないんですからね!

ほっといて!」と笑わせたとか。どんなに明るいご家庭だったかと思います。







何度も書いて参りましたが、第二次世界大戦時、国債のPRの為に、  

講演活動に参加し、帰りの飛行機の事故で帰らぬ人に。

そのロンバード様の死後に封切られた、ご遺作が、「生きるべきか死すべきか」

映画自体も、対ドイツを描きながらも、コメディに仕立て上げた名作。  




あの、ヒッチコック監督にさえ、サスペンスでなく、ロマンティックコメディを撮らせたお方。

1942年のこの作品の監督は、何と、かのErnst Lubitsch(エルンスト・ルビッチ)監督!



ドイツに侵攻されたポーランドへの賛歌「ポーランドはまだ失われてはいない」の映画化。

戦時下においてさえ、それに対し、笑いをもって闘っていく力がある信念も、才人には。

そのエネルギー、知性、美しさをも命半ばで断ち切る結果をも作る戦争。 

戦争で、素晴らしいことは何一つないことを、忘れたくないと改めて思います。








劇団という立場を使いながらの、ナチスへの対抗、亡命などが描かれています。

この映画がロンバード様との出会いだったか、「Mr. and Mrs. Smith(スミス夫妻)」が先か?

どちらにしても、ロンバード様の晩年の素晴らしい作品で、出会う事が出来ました。

もっともっと、素晴らしい作品に、ご出演される女優さんだった方の筈。 





貴女を起用したかった監督さんは後を絶たなかった筈、

その中で、ヒッチコック監督作品に、そして、ルビッチ監督作品にご出演されて逝かれた。





ロンバード様の生き生きと輝く、遺された美しさに、限りない敬愛を。



ご覧くださって、有難うございます。

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