気になるレコーディングと新譜 | 晴れ時々ジャズ

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日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

Andy Emler, Claude Tchamitchian, Eric Echampardからなるトリオ ETE が、レコーディングのため今年の1月からla Buissonneのスタジオに入っていたらしく、新譜は秋に Label la Buissonneよりリリースされる予定。

https://www.citizenjazz.com/Andy-Emler-trio-ETE-en-studio.html

la Buissonneのスタジオで録音されたCDは音が良い。作品によっては、自宅のオーディオがまるで高級機種にグレードアップしたかのような生々しい音を聴かせてくれることもしばしば。スタジオのオーナー兼録音技師のGerard De Haroは、実にいい仕事してる。


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Marc Ducretのサイトによると、今年2月と3月にそれぞれ別のソロ作品となるレコーディングを行ったようである。2月はTim Berneへのオマージュ作。3月は自作曲のほかBartokやAndy Emlerなどの曲を録音したらしい。

リニューアルされたMarc Ducretのbandcampサイトではスコアの公開やライブ配信も予定されている。

https://marcducret.bandcamp.com/


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大好きなドラマーStephane Gallandの参加で前々から気になっていたSHIJIN。2作目のアルバムにStephane Guillaumeが参加していることで注目している。

https://shijin.bandcamp.com/album/theory-of-everything-full-length

■ SHIJIN / THEORY OF EVERYTHING

Laurent David : Electric Bass, Composition, Production
Stephane Guillaume : Tenor and Soprano Saxophones, Flutes, Bass Clarinet, Composition
Malcolm Braff : Piano, Rhodes, CP-70, Composition
Stephane Galland : Drums, Composition

しかしなあ...誰が考えたのか、この新譜のミュージックビデオがどう考えても変過ぎる。演奏はけっこうハードでシリアス路線なのに「さてお立合い!ブリッジでござい!」だの「ほら、ここでサックスのソロが入るよ」だの「変なノイズが入るパートです」だのとお節介なテロップが流れるんである。たかがブリッジごときで大げさな(笑)しかも、どういうわけか時代遅れのチープな作りで「未確認飛行物体v.s.ガメラ」というストーリー仕立て。思わず笑いながら最後まで観てしもたやないかいな。


YouTube : SHIJIN - IMPLOSION - MUSIC VIDEO

 


以上、備忘録。


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※どうでもいいオマケ(独り言)

私は物持ちが良いらしい。学生の頃に「物を丁寧に扱うね」と友人に言われた時は「そうかなあ」とさして気にも留めなかったが、20年以上前の冬用コートを今も愛用していたり、12年前の iPod classic(120GB)が今も傷一つなくピカピカで、同じく12年前の富士通ノートPC(Windows7)を iTunes 専用として使っていたり、使っている携帯電話が買った当時のままのガラケーでこれもピカピだったりする。こういうことを人に話したり現物を見せたりすると「ええーっ、すごいなあ!」と、驚かれてしまうから、やはり私は物持ちが良いのだろう。

そういえば一昨年のこと、DENONのアナログプレイヤー(1975年製)がとうとう出音しなくなってしまったので買い替えを検討したことがある。しかし、予算の範囲で気に入るのが全く見つからない。今さら買い替えのために大枚を叩きたくはないし...と一時は途方に暮れた。予想通りメーカーのウェブサイトでは修理対象外だったが、ダメ元で近所の電気屋さんに相談してみるとDENONに直接電話してくれて、嬉しいことにメーカーでの修理が可能だという。RCAプラグとトランジスタの交換をしてもらって18,079円だった。ダイレクトドライブ方式採用の質実剛健タイプだからこそ修理が可能だったのだろう。
46年前に製造されたDENONのアナログプレイヤーは見事に復活して現役バリバリに戻り、ターンテーブルは以前と変わらない安定した回転で、ゆったりとしたピアノ曲を聴いていてもワウフラッターをほとんど感じさせない。これからもこのプレイヤーを大切に使っていこう。
余談になるが、レコードといえば、RIAA(全米レコード協会)によると、昨年は1986年以降で初めてレコードの売り上げがCDを上回ったそうだ。既に『アナログの逆襲』(デイヴィッド・サックス著)を読んでレコードブームについては知っていたし、「何にしてもアナログはええよなあ」と普段から思っているので、私は特に驚かなかったけれども。


※本日のオマケ

小学生がつくった俳句をダンスで表現している。ダンサーは畑中良太さん。面白い!

YouTube : おうちでアートやってみよう 畑中良太「身体(からだ)とコトバで遊ぼう-部屋をのりこえるダンス-」第1回 たくさんの 俳句おどると 汗きらり

 



もうひとつあったよ。これ、最高!

YouTube : おうちでアートやってみよう第3弾 畑中良太「身体(からだ)とコトバで遊ぼう-部屋をのりこえるダンス-」第2回 春の句を ほりさげてくと わが宇宙