とっくに届いてたドングリと2ヶ月待ったドングリと | 晴れ時々ジャズ

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日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

1) ~ 4) は、注文してから2ヶ月以上たってようやく届いたドングリ。とっくに届いてた 5) 以外は全て未聴。

1) ■MODERN POP QUARTET / DOIN' THEIR JAZZ THING (Cristal Records CR 129)
2) ■ELISABETH KONTOMANOU / BREWIN' THE BLUES (Plus Loin Music PL 436)
3) ■LAIKA FATIEN / MISERY (Blujazz BJF 02)
4) ■MONTE CARLO JAZZ FESTIVAL presents MONACO DREYFUS NIGHT (Dreyfus Records FDM 46050 369309)
5) ■SEXTUOR DE CLARINETTES BAERMANN / KIOSQUE (Polymnie POL590148)

1) は、何だかイモなバンド名の歌物ですが、顔ぶれが凄いんです。何しろEric Legnini (p)、Andre Ceccarelli (ds)、Laurent Vernerey (b)、Regis Ceccarelli (vo, tambourin, claps)、加えてゲストがStefano Di Battista (sax)とNicolas Folmer (tp)ですもん。Andre Ceccarelliの息子でドラマー兼シンガーのRegis Ceccarelli(リーダー作あり)は、本作ではヴォーカルに専念している模様。
http://www.cristalrecords.com/index.php?id_rubrique=189&id=458

連続試聴は↓ここで。
http://musique.fnac.com/a2523105/Modern-Pop-Quartet-Doin-their-jazz-thing-CD-album?Mn=-1&Ra=-28&To=0&Nu=1&Fr=0
親子だから当たり前だけど、Regisはお父さんに声がよく似てますね。

4) 一番の楽しみが、このDVDです。

5) はフランス産ドングリですが、ジャズではありません。
クラリネット奏者のMARC BOUTILLOTが1987年結成当時から籍を置いているクラリネット六重奏団のアルバムがどーしても聴きたくなったので、クラシックCD専門のショップでフランスから取り寄せてもらって「えいやっ!」と入手してみました。
2006年録音の本作は、KIOSQUE(キオスク)というアルバムタイトルのとおり、ハチャトゥリアン、メンデルスゾーン、モーツァルト、モーリス・ジョベール、モートン・グールド、アストル・ピアソラ、ブルガリアのトラッド、クレズマーの他、メンバーによるオリジナル曲...と、かなりバラエティに富んだ内容になっています。
SEXTUOR DE CLARINETTES BAERMANNの演奏には、クラシックを基調とした優雅さのなかに、メリハリと抜群のリズム感があり、表情も豊かで明るく爽やかなフィーリング。6人の呼吸がぴったりと合った一体感あるアンサンブルはお見事。ピアソラの「OBLIVILON」では、クラリネットアンサンブルがまるでアコーディオン演奏のように聴こえる箇所があり、クラリネットもアコーディオンもリード楽器であることを思い出して納得するやら感心するやら。
本作でソロを演奏するのは何故かMARC BOUTILLOTだけなのですが、彼のソロが入る曲は4つありまして、ブルガリアのトラッドでは、バスクラによるバルカン調アドリブソロが強烈なアクセントになってて実によろしい(笑) また、ピアソラの「OBLIVILON」では、ジャズ的アプローチによる哀愁と情熱が交錯したクラリネットソロで歌いまくり。
柔らかく暖かい音色のクラリネットアンサンブルを聴いているうちに、どんどん心がほぐれていってほんわかした気分になれるんです。あ~、極楽極楽♪



*本日のオマケ(おのろけ)

晴れ時々ジャズ  ダーリンからの花束(*μ_μ)