“放生祭(ほうぜまつり)” | 晴れ時々ジャズ

晴れ時々ジャズ

日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

  小浜市へ向かう途中の海は嵐の前の静けさ
台風前の蒸し暑い一日となった今日、福井県小浜市へ行ってまいりました。
小浜市内のフレンチレストランでの昼食が目的だったのですが、この日はちょうど“放生祭(ほうぜまつり)”の二日目とのことで、食事を済ませるとさっそく見物となりました。
“放生祭”とは
 八幡神社の例祭で、古くは放生会(ほうじょうえ、すなわち殺生を戒め、捕らえられた魚や鳥を池や山に放つ儀式)が行われていたので「放生祭(ほうぜまつり)」の名で親しまれている。
 大太鼓・神楽・獅子・御輿、山車の演し物が、旧小浜町内を巡行し、芸や囃子を披露する。演し物は江戸時代に小浜城下の町人町の居住区であった24区が担当し、隔年で12区ずつが出ている。中には、江戸時代の祇園祭礼の頃から300年以上の歴史をもつ物もある。 (パンフレットより引用)
今日は「渡御・還御の儀」が行われるとのことで、JR小浜駅前の商店街の通りは、小浜市民はもとより、一眼レフのカメラを構えるおじさんたち、犬を連れた家族連れ、若いカップルなどなどの観光客も混じり、沢山の人出で賑わっていました。沿道には屋台もずらりと出ていました。
  太鼓の男の子たちは真剣です(浅間山)
  大人は笛と鉦(浅間山)
  浅間山の後ろ姿は西陣織かな?
  休憩中の女の子たちは楽しそう(貴船山)
  貴船山の後ろ姿は若狭富士と天女?“羽衣伝説”かもしれません
  大きな布袋さんのお顔が(布袋山)
  布袋山の後ろ姿は中国画
  勇壮な若衆による御輿
  練り歩く大太鼓
さすがは若狭の小京都と呼ばれるだけあって、どれも素晴らしい山車で見ごたえがありました。時間の都合で神楽・獅子・山車の演し物などのクライマックスのシーンは観ることが出来ませんでしたが、“放生祭”の雅な情緒、伝統行事を守る小浜市民の心意気が十分に感じられて、とても良い観光が出来ました。