勉三を語る:オープン授業 | 囲炉裏端のブログ

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7日午前9:40中学校、午後1:30小学校で「依田勉三没後90年・オープン授業」が開催された。それも北海道芽室:吉田政勝氏と私が講師である。

このオープン授業としたのは私の提案で、子供に社会参加を、大人に子供の真の姿を見ていただきたいためである。

「教育もケア」というのが私の持論である。子供の発想を大人、とくに親が共有したとき、身につくと思うのだ。

この日、参加者はともに20人ぐらいと思われたが、父兄はほとんど見当たらなかった。これもウイークデーでありやむをえないことだ。

私のほうは前段で「勉三さんの生い立ち、開拓を目指すまで」をテーマする。だが子供たちを前にすると思いの一部しか語れなかった。これも午前はケーブルテレビが入っているためでもあった。

自分がテレビ取材を求めながら、収録されるとなると緊張するもので、最初の出だしから口ごもる場面が続出した。これも素人講師ことゆえお許していただきたく思う。

小学校では質疑応答、感想を述べる時間があり、「よく聞いてくれた、こちらの本意が伝わった」という印象で、下手な話も熱意があれば伝わるものと、こちらの目頭があつくなる思いとなった。

また子供以外の聴講者と言葉を交わせるのもありがたい。その人とこれからどう付き合えるかも知れるからである。それにしても自費で来松された吉田氏には、感謝以外の言葉もない。

なお依田住宅(大沢温泉ホテル)保存も、どうにか良い方向に進んでいるかの情報をえる。吉田さん、橋本先生など多くの勉三理解者の献身的努力のおかげである。この授業もその一環としてとらえてほしいものである。