わが人生はまだ開けている | 囲炉裏端のブログ

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伊豆・松崎町は、観光資源に恵まれているところです。町への思いを具現化するため、互いに情報交換をよくし、住みよい町づくりを目指します。

私は、小・中学校で行われる「依田勉三没後90年オープン授業」の準備に頭を奪われていた。いよいよ翌日となると、のんきな私でも何をどの順序で話すか気になり出す。それに北海道からわざわざ来られる講師:吉田氏の接待のことも。

そんなとき、電話が入る。知らない方(親族が松崎にいる)からで「加納道之助(鷲雄)の末裔と研究者が会いたいというので、三聖苑で会ってくれませんか」と。

皆さんは、新撰組隊員に唯一伊豆出身者がいたのをご存じだろうか。あの流山で捕らえられ「大久保大和」とを騙る人物「近藤勇」と見破る人物である。NHK大河ドラマ「新撰組」では堺雅人が演じ、印象深いシーンとなっていた。

私のような男、真剣になりすぎると良いアイデアが浮かばない。いつも破れかぶれ、野となれ山となれである。普段の自分が出ればよいと、その電話にOKを出す。

そして三聖苑で、桜葉アイスをいただきながら話をする。それより前、私は依田勉三が北海道開拓使庁にいた加納を訪ねる個所を、拙書「風吹け、波たて」より抜粋していた。それを差し上げ、伊豆人同士力になりあったことに感謝した。

これより先、この方々と知り合ったことにより、また違った展開がありそうな気配がする。人生なにげなく生きていても、あちらからこちらに降ってくる。これが人生の醍醐味であろう。