うれしい電話 | 囲炉裏端のブログ

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伊豆・松崎町は、観光資源に恵まれているところです。町への思いを具現化するため、互いに情報交換をよくし、住みよい町づくりを目指します。

昨晩、うれしい電話があった。東京のYさんからで私より少し年輩の方からである。この結びつきは奇縁というべきで、数年前、町図書館女職員の電話応対がよかったからという。


現町職員のように杓子定規に「プライバシー」に固執し、こちらに「番号を知らせてもいいですか」の無粋・マニュアル的の言葉でなく、柔らかな彼女の応対に感動したからという。それは彼女がほのかに私を知るからで、「この人なら」という信頼があってのこと。


この単純なことが、氏が印刷業を営むことから拙著「風吹け波たて」を無料増刷につながる。これも勉三が取り持つ縁で、作中人物が晩成社にかかわり、氏と同じ田方農高出身者であったことだ。


氏は、この本を母校や知人に配り、そこから氏の人生も開けたという。母校同窓会に呼ばれたり、知人と共通話題ができ、最近では松崎関係ということで石田礼助にまで及び、本が送られてきたという。


ほんのちょっとしてことで、人生までも変えていくという好例である。その場その場で臨機応変さがこのような人間関係をつくっていくのである。小さな町である。法律が主人の「マニュアル村」であってはならないと思う。人情という柔軟剤が暮らしやすい世間をつくっていくのである。


もっというならこの電話も、私のフェイスブックを見られた娘さんが、氏に「フェイスブックを始めたら」のひと言かららしい。心が結ばれれることでの触発、互いの人生を切り開いていく、感動の電話であった。