身の回りを観察すれば | 囲炉裏端のブログ

囲炉裏端のブログ

伊豆・松崎町は、観光資源に恵まれているところです。町への思いを具現化するため、互いに情報交換をよくし、住みよい町づくりを目指します。

私は、「地域起こし」って何だろうと改めて考えなおす。ただTPPが悪い、行政が悪いといったところでどうしようもないことに気づく。


本来「人間も土地に咲く花」は、私の持論である。田舎にいて都会と比較して嘆いても始まらない。そこの風土、環境になじんでこそ、「幸せ」が味わえることを知ってほしい。


そこに懸命なら「生きる方策」は見いだせるはずである。先祖がつないできた精神文化、その蓄積の財産。だからいまの自分があると思うことだ。


先祖とて初めから守られた環境があった訳ではない。生きることに懸命であることで、生き延びてこられたのである。周囲を凝視することで、生きる知恵が生じるのだ。


現代人は「勤め人」こそが、職場だと思いたがる。高給・休日が多く、退職金・年金に恵まれ、冷暖房完備の職場である。その「企業誘致」を叫んだところで、地方にたやすく応じる企業などはない。


昨日はそんなことを考えながら「デジカメ散策」をする。河川敷のアシの繁茂にまず驚く。この隆盛な生命力、これを利用できないかと。


昨年私は「鮎釣りで賑わう川の復活」を提唱した。そして実験的にアシを粉砕しての堆肥つくりをした。でもこの労力と利用とが連携できず立ち消えとなった。


昔は草を肥料や草押さえに使かったから、このような見苦しく、釣りができないほどとはならなかった。


この草を工芸品にするとかのアイデアはないものだろうか。無料な資源である。このリサイクルが成立するなら、町おこしは可能ととなるだろう。