私が運動を勧めると、あ、逆に？と言う患者さんが多い。
どこか痛くなったり動きにくくなったりした患者は何か「やった」ことが原因と思うようで、運動習慣はありませんとか堂々と言って、何で痛いんやろ？何で動けないんやろ？何もしてないのに？と言う。
で、何もしてないから弱って痛くなるんですよというと、あ、逆にと。
でも、痛かったら安静にしないとあかんね？とか言うので、怪我ならそうですが弱って痛いんだから今すぐにでも運動した方が良いと言うと、また、逆にと。
安静にしてさらに弱らせるのを加速しても仕方がないから、しかももう既に十分弱ってるんだから、運動するなら強くなる（適応を起こす）ために、キツイ運動から初めた方が良いですよと言うと、またまた逆にと。
私の常識からすると全然逆じゃなくて、当たり前のそのまんまの話なのですが。