筋肉はつけろ、負担はかけるな | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候


整形外科医の話を聞いていると、負担をかけると痛めるので負担をかけないように、負担がかからないように筋肉をつけて、みたいに言う人が多い。

で、どうすれば良いんですか?と聞くと、水の中を歩けみたいな。

しかし、私は毎日水中ウォーキングしているから筋肉がついた人を見たことがない。
私はそこそこ脚に筋肉がついてる方かもしれませんが、柔道してるんですか?ラグビーしてるんですか?なんて聞かれますが、毎日水中ウォーキングしてるんですか?なんて聞かれたことが無いし、それで筋肉がつくわけがない。

でも、キツい運動は体に悪いなどと、筋トレにならない運動しても、弱るだけなわけです。
で、余計に負担に耐えられない体になって行くし、逆に運動するとすぐ痛くなる体になる。

では、筋肉はつけろ、負担はかけるななんて間違ってるかと言われたら、私はそう考えながら筋トレしてるんですよね。

やはり、オーバーワークは筋トレの効果を下げますし、むやみに負担をかければ強くなるというわけではない。

ただ筋肉をつけようと思うと、筋肉に最高強度の運動をさせなければならない。
この強度ってのが曲者で、気分的にキツい運動って言っても全身的か局所的かで違いますし、筋肉がどういう運動すれば強度が高いのかをよく考えなければならないんです。

で、筋肉にもっともキツいハイパワーな運動させようと思うと、人間は数日に一回、10数秒前後くらいしか最高強度が出せないんです。
これを狙って運動するのが筋トレで、何となく強度が高いみたいな運動をいくら続けても、余程の素質のある若者でもなければ、筋肉がつき筋力が上がる筋トレになることは無い。

これを狙ってやる運動こそが最も筋肉をつけ、負担をかけない運動になるということなんです。

プールを歩くことや、毎日動けなくなるまで追い込むことが、筋トレでは無いんです。