骨密度 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候

 
骨密度って閉経後の女性が骨折しやすくなって、ホルモンバランスがとかいうことになってて、問題は病的骨折を起こすこと、大した力がかかったわけでもないのに簡単に骨折することだ。
 
なので、様々な薬剤が開発され、昔は骨密度を上げる薬剤と言われていたが、最近では骨折予防効果がある薬剤が次々に開発されている。
 
が、骨密度と筋力には正の相関があると言われているが、逆にマラソン選手のような持久系スポーツアスリートは骨粗鬆症になると、言われている。また、持久系アスリートは疲労骨折(それほど強くない力が繰り返しかかることによる骨折)も問題になる。
 
要するにやり過ぎる追い込み系ではない筋トレをやれば筋肉も骨も強くなるという事実がある。
 
なので、骨密度が低い人は筋力も弱い。
薬剤でいくら骨を折れなくしても、動けなくなる。
 
そして、骨粗鬆症の脊椎圧迫骨折なんて、いつの間にか骨折と言われるくらい、骨がスポンジみたいになっていて潰れるような骨折なわけです。
ですから、寝たきり老人なんて背骨に何も力なんてかかってないのに多発圧迫骨折が見られるなんてことも多々ある。
 
つまり、骨密度が低いというのは、筋力も衰えて動けない晩年が目の前に迫っているサインであり、効果的にオーバーワークにならない筋トレを始めることが望まれるということです。
 
と、客観的事実から筋肉ドクターは単純に解釈しているわけですが、多くの整形外科医は骨破壊が進んでいるのか骨形成が阻害されているのか骨質が維持されているのかとか、それによってどの薬がとか、要素還元論に拘ってこういう結論にならない。
木を見て森を見ずですね。