エピジェネティクス | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候

 

 

 

 

最近というか今更遺伝子検査であなたの体質をみたいな商売が増えている気がするのですが、まあ今も生物学でDNAからタンパク質が作られるのをセントラルドグマと言ったり、リチャード・ドーキンスの利己的な遺伝子が流行ったり(私、未読ですが)したわけで、そういう運命論、素質論、体質論に近いものを信じている科学好きみたいな人も多くいたりします。

 

しかし、その後エピジェネティクスが発見され、遺伝子にあっても発現したりしなかったりする現象があり、設計図があるから必ず作るわけじゃない遺伝子外の因子も既にあることも分かっています。

 

例えば筋肉が付きやすい遺伝子を持っていても、何もしなければ筋肉は付きませんし、歳取れば老化して弱ります。

しかしそんな遺伝子が無くとも、正しく継続して筋トレをしていれば筋肉は付きますし、そういう習慣が遺伝子的素質を凌駕します。

前にもこのブログのどこかで書いた気がしますが、これはエピジェネティクスの好例じゃないでしょうか。

 

なので、私は素質が無いから私はそういう体質だから運命だからって言う前に、自分をしっかり環境や習慣からコントロールすることの方が重要じゃないかなと思っとるわけです。

 

なので、遺伝子からあなたに最適な栄養を運動を調べますみたいなのって、自分が環境や習慣を変えることでいくらでも変われるのを放棄させているみたいで嫌なんですよね。

そんなもん知らなくてもいくらでも良く変わってやろう、向上してやろうっていう鍛錬法の方が私は興味深いわけです。

今の科学全盛時代、逆にそういう効果的な鍛錬法が情報の奥深くに隠されているように思わなくも無いですね。

 

まあ、私の名著には隠すこと無くそういう秘密を大公開しておりますが。