手遅れになる前に | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候

 

 

高齢で寝たきり寸前のような方にも、もう一度動けるようにと筋トレ指導しているわけですが、寝たきり寸前ってことはそうなるまで運動せずに放置されていたわけで、筋トレになる運動の動きをすること自体が困難を極める。

そもそも運動を何十年もやっていないので、思いっきり動かすなんてことは何十年もやってないわけで、そこから練習を始めなければならない。

ただでさえ一刻も早く筋トレをしなければならないのに、そんな運動のフォーム練習からなんて時間的に非常に厳しい。

筋トレにならない運動をしているうちにどんどん更に弱るからだ。

 

そういう方を多く見ていると、なぜもっと早くに始めなかったんだということだ。

筋トレにならない運動だけでもせめてやっておかないと、運動するという神経自体がにぶる。

ヨガだピラティスだ、スタジオワークだと、そういう筋トレにならない運動でもいいから何かやっとかないと、将来弱った時に筋トレの練習から始めなければならない。

 

そういうおばあさんたちは、もうちょっと早く始めておけばと後悔してそうですよ。

筋力低下の影響を受けやすい女性は、運動しないで動けなくなってからでは手遅れかもしれませんよ。

 

関節痛や腱鞘炎を起こし出したら、良い始め時ですね。

しかし、そういう人を診て安静などと言いがちが整形外科医も多いですし、まだまだ歪んだ世の中です。