9.誤った劣等感を刷り込んだ思春期 | うたごころは止まらない。あなたの背中を歌で押したい。

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都内のカフェで歌のライブ活動をしています。懐かしい洋楽や邦楽を歌っています。

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なぜ、皆と同じように、
鍵盤ハーモニカを弾けないのか?

母は先生に相談した。


すると、先生は、
「ちかちゃんは、
 早生まれだから、仕方ないです。
 4月生まれの子もいるので、
 1年近く遅れがあります」と答えた。


早生まれ!?

私は3月生まれだ!

母は、「そうですね」と諦めたように言った。

なんだか、
母を失望させてしまったみたい。悲しかった。


私はそれ以降、
先生の指示通り、
正しく弾くようになった。
“ソの妖精”よりも、母が大事だ。


兄がお世話になっている
ピアノ教室にも通うことにした。



だけど、
3月生まれは、コンプレックスとなった。


私は千葉育ちなので、
学校の出席番号が誕生日順。
(↑千葉あるある)


3月生まれは、いつも最後だ。

私は、
出席番号を「発達の順位」に感じ、
間違った劣等感を刷り込み続けた。



3月生まれは勿論、
魚座なことも、
知られたくないと思うようになった。

魚座は、12星座で一番最後だから。


>>第10話へつづく

ちか



赤薔薇バックナンバー赤薔薇

ライブのMC台本づくり

8.“音の妖精”がいると信じていた



6.名曲「黒いオルフェ」を歌いたい


5.ギリシャ神話どうかな?


4.自分が好きなことを話したい


3.女性が好きな話って?


2.アイデア出し


1.お客様ニーズ

以上