第2話の続き。
お話のテーマ
「彼に甘える時間」の
ネタになりそうな本はないか?
私は本棚を眺めた。
源氏物語なんてどうだろう!
↑これがないと、本書が難解で読めない。
源氏物語といえば、
ちょうど1000年が経って、
一時期ブームになった。
女性誌などが、
こぞって、
「あなたは、何姫タイプ?
夕顔?六条御息所?紫の上?」
などの特集を組んだ。
女性は、
こういった「タイプ分け」が好きだ。
よし、
主要な姫をピックアップしてみよう!
姫ひとりひとりについての
性格や嗜好、
光源氏の気を引くための作戦など、
エピソードは、事欠かない。
改めて、姫たちの
特徴を箇条書きにしてみた。
・・・ダメだ!
姫たち、みんな、
けっこう、あざとい!
あざとすぎる!!
計算高い話ばかり、
お客様にきかせられないよ。
たしかに、今、まさに
「あざとかわいい」はブームだけど。
コロナ禍でみんな疲れ気味だ。
もっと、ほっこりする話がしたい。
ひとまず、
源氏物語は見送ることにしよう。