こんにちは！谷田貝です！
最近当院では台風の接近に伴い、頭痛・耳鳴りや倦怠感などを訴える患者さんが多くなっています。
そこで今回は気象病について記事を書きたいと思います。
気象病とは？
気象病とは、天候の変化や気圧の変動により引き起こされる体調不良のことを指します。
気象病の原因は、主に気圧や湿度の変化に関係しています。人間の体は通常、一定の気圧に慣れており、それが急激に変化（気圧の上昇・下降）すると自律神経が乱れ、体調に影響を及ぼします。特に、低気圧が接近する際に症状が悪化しやすいとされています。
気象病の主な症状
・偏頭痛：気圧の変化により頭の血管が収縮・弛緩する事により血管の周りにある神経を圧迫することで頭痛が引き起こされます。ドクッドクッといった脈打つような頭痛が特徴です。
・めまい、耳鳴り：内耳の気圧が変わることで、平衡感覚や聴覚が乱れ、めまいや耳鳴りが生じることがあります。
・倦怠感、無気力（心の不調）：気圧の急激な変化が起こると体がそれに適応しようとして、過度に自律神経（交感神経・副交感神経）が働いてしまい交感神経と副交感神経のバランスが崩れることにより、倦怠感などの心の不調が出ると言われています。
気象病の対策
1. 自律神経を整える
自律神経を整えるためには、規則正しい生活リズムを保つことが重要です。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけましょう。また、深呼吸や瞑想も自律神経を安定させるのに効果的です。
2. 体を温める
体を温めることで、血行を促進し、体調を整えることができます。特に、低気圧が接近している時には、温かいお風呂に入ったり、温かい飲み物を摂取したりして、体を温めることが効果的です。
3. 気圧の変化に対応するアイテムを活用する
最近では、気象予報と連動して気圧の変化を通知してくれるアプリがあります。それを活用して症状が出る前に自律神経を整えることで気象病に対する予防を行うことができます。
4.鍼治療
鍼による体表への刺激によって、自律神経を調節したり身体が持っている治す力を最大限に引き出すことが可能です。また同時に経穴（ツボ）を刺激することにより自律神経調節に高い効果を出すことができます。
最後に
気象病は、気候変動が大きくなる現代において、多くの人が経験する可能性のある症状です。日々の生活で少しでもその影響を軽減できるよう、自分の体調に気を配りながら、上手に対策を講じることが大切です。
僕自身も小さい時から偏頭痛に悩まされておりましたがしっかりと対策することにより症状の予防や軽減を図る事ができました。
また当院では頭痛などの症状に加え、痛み・痺れに対しても治療を行っております。何かお困りの症状があれば気軽にご相談ください。
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