こんにちは。関澤です。
腰痛の原因は様々ですが、その一つとして腸腰筋やその周囲の筋肉の緊張が原因で起こる場合があります。
今回はその原因となる筋肉についてお話しします。
項目
・解剖
・特徴
・周囲の筋肉との位置関係
・施術方法
・関連疾患 (変形性股関節症)
解剖
腸腰筋は
腸骨筋と大腰筋(小腰筋)から構成される。
大腰筋
起始
浅層:T12〜L4椎体側面
深層:T12〜L5 椎骨の横突起
停止:腸腰筋となって小転子へ
神経:腰神経叢の筋枝
作用:股関節屈曲 外旋
大腿骨頭を前から支えて安定性を高める
腸骨筋
起始:腸骨窩
停止:腸腰筋となって小転子へ
腸腰筋の深層腱膜は関節包の前面に結合
神経:大腿神経
作用:股関節屈曲 外旋
大腿骨頭を前から支えて安定性を高める
※停止部付近
特徴
股関節の角度によって使われる部分が変化する
・腸骨筋
股関節30° 屈曲位だと前部繊維が有意
90° 屈曲位だと均等
・大腰筋
90° 屈曲位だと大腰筋の力が発揮しやすい
なぜか❓❓
腸腰筋腱と合わさらずに前部線維がそのまま小転子に停止しているため。
また、前部線維の方が停止部が遠位にあるため先に収縮する。
💡大腿直筋は屈曲角度が深いほど💡 筋力が発揮しにくい
周囲の筋肉との位置関係
腰方形筋の深層に大腰筋があり、
内側には多裂筋、浅層には腸肋筋が位置します。
施術方法
腸腰筋は腰部をリリースだけではなかなか緊張が取れないことが多いです。
当院ではハイボルトで周囲の筋肉も含めて緊張を取ったり、エコー下で鍼パルス療法を行います。患部に直接アプローチできるため、効果が期待できます。
また、腸腰筋のエクササイズを指導したところ筋緊張が緩和し、動作痛が改善したケースもありました。
関連疾患
腸腰筋は大腿骨頭を前方から支え、安定性を向上させる作用があります。
そのため、変形性股関節症(OA)の臼蓋形成不全が大きい症例では腸腰筋の筋力不足により安定性が欠如している可能性があります。
詳しくは下記のブログをご参照ください。
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