嫌われるから、できないフリをする。現実が前に進まない理由のお話・
女性らしい体になりたくて、自分の体型はずっと嫌いでした。なで肩で メリハリなくて こけしっぽくて恥ずかしいって思っていたらどんどん猫背になりました。だけど一方で、「女性」になることへの強い拒否感を同時に持っていました。「女性」として見られることに何とも言えない嫌悪感があって持ち物はなるべくシンプルに、「女性らしい」と思われるものを意識的に避けていた時期があります。こういうのをまとめて「気持ち悪い」とか「どうでもいい」とか「興味ない」とかそういう言葉で片付けてきたんだなって思います。(だから、こじれる)女性らしくありたいと思うことと女性らしく見られることへの嫌悪感これって相反する感じがしますよね。(どちらも女性性の否定ではあるんだけど、パッと見は真逆に見えます)この両者が同時に自分の中に存在してたので(しかも無自覚だったので)、ずいぶんと心は葛藤してたんだろうと思います。(摂食障害の当事者さんはこの感覚に 共感してくれる人も少なくないはず)さて、この相反する思いを持つようになったのには思い返すとどちらにもきかっけとなる出来事があって 明確に覚えてます。当時の体感覚とか感情も、リアルに思い出すことができるレベルで。今まで心の学びをしてきた中で、どちらの出来事も消化できてたつもりだったんですけどやっぱり思い出すと不快な感覚がよみがえるんですよね。なのでその不快な感覚をセルフヒーリングで消去しつつ「どうして相反する思いを持ち続けたのかな?」ってことをひも解いてみました。今までの私は、「時間は過去から流れる」っていう発想ですべての世界を見てきたんです。【過去】が原因であり、【現在】はその結果【現在】が原因であり、【未来】はその結果という考え方ですね。つまり、「あんな出来事があったから(そのせいで)、私は女性らしくないって自信を無くした」「あんな出来事があったから(そのせいで)、私は女性として見られることに嫌悪感を感じるようになった」という解釈です。これが「今までの私」バージョン。でも、これだとモヤモヤがどうにも残るのです。なのでこれを「時間は未来から流れる」っていう解釈で読み解き直してみたんですよね。私のどういう未来が【原因】で、過去のあの出来事(【結果】)が起きたのかな?っていう発想でみてみたんですよ。そうすると、相反するように見えてた出来事は共通の未来が【原因】でした。途中経過をここに書き始めると長すぎて みなさんを眠りにつかせてしまうと思うので、笑結論だけをざっくりまとめると「才能の発揮」とか「自立」でした。「才能の発揮」とか「自立」という未来が【原因】になっていてその【結果】として過去に起こった出来事だったんです。2つとも。私の中で「才能の発揮」とか「自立」っていうのは同じグループというかずっとテーマになってることで「自立」しちゃうと助けてもらえない、それは困る「才能を発揮」したら嫌われる、「できない私」でいなきゃいけないというような、ずっと うっすら持ち続けてる縛りみたいなものなんですよね。これが分かって私は…ほほーう。という感じです。笑世界ひっくり返った!という派手さは特にない。だけど、同じ未来が原因だったのねと、ちゃんとここに落ち着くのねと、静かに納得しました。で、この過去の解釈は、私が選ぶ「未来」が変わればまた 更新されます。せっかく向き合ってもまた変わるんですよね。だからね、この解釈が正しいかどうかとかはあんまり重要じゃないんです。どうせ変わるし。今あの2つの出来事を思い出して不快な感覚が湧いてこないっていうことと今の私に未だにブレーキをかけている思考パターンがわかったっていうことこっちが私にとっては重要です。とんでもないモノ見つかってしまった(見ないようにしてたモノを直視した)感じです。「私ってぇ、才能発揮しちゃったらぁ、みんなに嫌われちゃうからぁ、だからできないフリしてるのぉ」って思てたんかい!という恥ずかしさ。笑だけど、実体のない「モヤモヤ」だったモノが言語化できると、それだけで現実は動き始めますからね^^とんでもないモノ見つかっても、これで良しです。(恥ずかしいけど)それではまた^^あんどう静希の情報発信はメルマガをメインとしております。メルマガにご登録いただいた方に、お子さまの摂食障害卒業を支える「NGことばがけリスト」をプレゼント中♡メルマガでは摂食障害の元当事者としてお伝えできることを発信しています。読者さまからは、「うちの子もそうです!」「勇気をもらって嬉しいです」「言葉がすーっと心に入ってきます」などのお声をいただいております。カウンセリングや各種講座のご案内もメルマガからとなりますので、ぜひご登録ください^^「登録」も「配信停止」もとても簡単です♪無料メール講座(メルマガ)のご登録はこちらから↓↓↓■人気記事過食症卒業を支えることに疲れてしまった時におすすめの心を軽くする方法子育てに後悔はいらないと思うお話。母に言いたくて言えなかった言葉お母さんの役割。10年の過食症を克服した私が、お母さまに届けたいメッセージ■摂食障害の理解を深める実は…めっちゃ怖いんです。「治してあげる」ことはできない。【依存期】の母の過ごし方15歳の子に甘えさせるってどうするの?過食症卒業の秘訣はコレ。私の過食の理由原因探しは必要ない。過食は悪じゃないし、過食を止めることが善でもない。過食症からの卒業で大事な考え方。こんな「依存」もあるんです。本当の意味での「応援」とは?■こんなときはどうする?問題を解決したいなら、視点をちょっとずらしてみよう過食症の子のサポート、こんなときどうする?過食のための買い物、どうするのが正解?子どもの要求にどこまで答えるべき?■安藤静希の摂食障害卒業の道のり過食症になって克服するまでの10年間のストーリー私の過食を止めたメモいつも応援ありがとうございます^^にほんブログ村