腹のかんしゃく玉打上師るるるです。
切って切れないのが
親子の縁。
日本では親子の縁は
特別な事情などで
親子関係継続不可能と
裁判所が認めない限り
縁を切ることはできません。
切ることが出来た例を
数例知っていますが
かなり特殊な事情がない限り
できないのが実情です。
腹のかんしゃく玉解消セラピーは
親子との事情に
必ずと言っていいほど行き当たり
かなり苦しい状況になる方もいます。
私のように親が他界しているなら
お墓の前で文句を言うのもいいでしょう。
それに越したことはありません。
ですが、言えない場合ってありますよね。
親に対して、特に母親でしょうか。
言えば嫌な言葉が100倍になって
返ってくるから言いたくなくなったり。
その時どうしましょうか。
言ったことで傷つくくらいなら
言わなくてもよくないですか？
正攻法（正面から堂々と攻める方法）で
言うことによって余計にこじれて
もっと深い傷を負う方もたくさんいます。
その事で「あんたの介護なんてしない」と
親に吐き捨て行方不明になる人も
少なからずいるご時世。
幼い時に「こうしてほしかった」
その思いは
さまざまなトラウマのような傷を
植え付けていきます。
ですが、
傷ついたのは過去の自分で
今のあなたではありません。
それをリアルタイムに
当てはめて解消しようとするのは
何だかちょっと違う気がします。
トルストイの石のお話、知っていますか。
「戦争と平和」などが有名な
小説家のレフ・トルストイ。
彼が自転車に乗っていた時
行く手に大きな石が
目に飛び込んできたそう。
「転んでしまうから
あの石に近付かないようにしよう」
ところが彼はその石につまづき
転倒してしまった、というお話です。
この話の解釈はたくさんあるのですが
彼の様々な名言や格言を見ると
トルストイが運転中
その石だけを注視したことで
他がおろそかになってしまった。
だから一点を注視するのではなく
他のことにも目を向けなくてはならない。
そう言いたかったのではないかと思います。
これはリスク管理などにも
繋がる話なのですが
心理状態も同じではないかと思うのです。
気になるところ、嫌なところだけを
見続けていることで
周りにある自分に良い影響を
与えてくれるものを見過ごしてしまう。
石を意識しているわけですから
石のことはよくわかっても
他に目が向きません。
じゃあ本当に石の特徴を
全部見ていたのでしょうか？
過ぎていくと
記憶の操作も始まります。
書き換えられていることも
あるかもしれません。
過去のその石を
意識し続ければ意識するほど
脳裏には鮮明に残り
見ているものと
同じ行動パターンとなりうるのです。
なのでどけるなり、砕くなり
放り投げるなりすることは
たしかに必要です。
が、その石は
今どこにあるのでしょうか。
今でしょうか？
それとも過去？
もしも過去であるなら
今に引きずり出さず
その当時の感情を思い出して
どうしてほしかったのかという
感情を解放するだけで楽になります。
現在であるなら
現状を変える方法を
考えなくてはなりませんが。
過去を書き換えるだけで
未来の関わりが変わることも
たくさんありますよ。
トルストイの名言
敵はいるであろう。
しかし、彼らのために
苦しまないようにしなければならない。
敵がいることが「苦痛でない」だけでなく、
むしろ「喜びである」ように
行動しなければならない。
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