ガンダムアーティファクト「Zガンダム」の完成編となる今回のレビューでは、合わせ目消しといった加工後に、主に筆塗りで仕上げた当キットを、さまざまな角度から撮影した写真とともに紹介します。また大きさの比較として単三電池や、ガンプラ「HGUC ガンダム(REVIVE版)」と比べてみました。
 

 

 

 

Zガンダムらしいアイコンは残しつつ、ランディングギアのような足首や、腕部のシリンダー、スタビライザーやリアウイングの造形など、各部にオリジナリティあふれるアレンジが加えられています。初めて見たときには違和感を感じましたが、こうしてトリコロールに塗装するとZガンダムにしか見えないのが不思議です。
 

 

 

 

全塗装してみて気がついたのは、仕上がりが高密度であればあるほどスケール感がなくなるということです。SNSにアップしたところ、知人からまるでHGUC Zガンダムのようだとコメントされたのが嬉しかったです。市販の水転写デカールを貼ってスケール感を演出したことも効果があるかもしれません。
 

 

 

 

素組みと塗装後の比較です。気になる合わせ目を消してサーフェイサーで下地を整えた後、メインカラーとなるホワイトはガンダムカラースプレー MSホワイトで塗装し、その他の色はすべて筆塗りで仕上げました。最後にMr.ウェザリングカラー マルチブラックでスミ入れしました。

筆塗りで使用したのはGSIクレオス 水性ホビーカラーで、イエローやレッド、ブルーについては調色しています。細かいパーツに塗装するのは難しかったですが、Zガンダムは7種類も色分けする必要があるため苦労しました。
 

 

 

単体の写真だとスケール感がイマイチ伝わりづらいため、単三電池と並べてみました。いかに小さいサイズなのか伝わるかと思います。
 

 

 

HGUC ガンダム(REVIVE版)との比較です。1/144スケールのため全高125mmとなりますが、全高わずか55mmのZガンダムとくらべるとまるで巨人のように見えます。

今回初めてガンダムアーティファクトを製作しましたが、約50パーツで構成されるミニプラとは思えないような高密度のデザインで、製作前は加工や塗装なんて到底無理だと思っていましたが、いざ手掛けてみると徐々に形になっていくのが想像以上に面白く、気づいたらドップリハマってしまいました。もし機会があればまた製作したいと思っています。

 

 


組み上がるまでの過程をまとめたYouTube動画です。ひとつひとつのパーツが組み合わさって、少しずつ形になっていく過程をご覧ください。

 

 

 

 

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