私が人生で最初にファッションに目覚めたのは大学一年目の時です。
当時、大好きだった女の子とデートの約束を取り付け、
何とか二人きりで会うことができたのですけど、、、
「あの堅物の川井がデート?コリャ大変だ!」
と、私の帰りを待って報告を楽しみにしていた寮の先輩達が私の姿を見てビックリ。
「お前、まさかジャージでデートに行ったんじゃないだろうな?」
「ハイ、一番良いジャージを選びました」
「川井、お前はこれから1年間、
メンズクラブ(当時流行った男性向けファッション誌)を定期購読しろ!」
田舎育ちで高校時代は学生服とジャージ、
大学でもそんな環境の私が、
メンズクラブの定期購読で変われる訳もなくチグハグな服装のままだったのですが、
会社に入って救いだったのが、
「会社員になったら背広とネクタイをしていれば何とかなる」と言う環境です。
時は変わって現在。
世の中は服装のカジュアル化が進み、
「背広を着ていれば何とかなる」と言う世代は苦しんでいます。
ましてや、
お客様にお洒落な靴を提案しなくてないけないので、
お店で着る服にはいつも頭を悩ませています。
そこで時々、
都心に行って街行く人を眺めては、
「ほう、こんなファッションが流行りなのか」って見学するようにはいています。
でも、
なかなか上手く行かないものですねえ、、、