高校生(私立の場合は中学生も)は制服の一つとして、
靴は黒や茶色のローファーが指定されています。
なぜローファーなのか?
理由ははっきりしませんが、
日本の教育学者がイギリスのパブリックスクール(私立名門校)を見学に行ったときに、
学生たちが履いていたのがローファーで、
これをそのまま取り入れたって説を信じています。
でもね、ローファーって着脱が楽な「ご近所用の靴」なんです。
実際に英和辞典で"LOAFER"って調べて見ると、
1、怠け者
2、気軽に履けるモカシンタイプの靴
と言う風に出てきます。
意味から考えて日本語風に訳すと
「つっかけ」とか「ダラダラ」みたいないい方になるのでしょうか。
名門私立校のような全寮制の学校だったらローファーでも良いのでしょうが、
長距離通学をする日本の高校生にご近所用のローファーは辛いのです。
靴の持つ「本来の目的」を無視して、
見た目だけ真似て制服にしてしまったからこんなことになったんだと思います。
*写真は歩きやすく工夫されたローファーです。
先日も「目的を達成するために」と言うテーマでブログをアップしましたが、
靴についても、
学ランやセーラー服やブレザーなどの制服に良く似合って、
且つ歩きやすい靴となると、
紐で甲をしっかり止める外羽根式のプレーントゥがいいんじゃないかなって思うのです。
(実際、欧米の名門校の学生はそんな靴を履いています)
それを学校関係者に訴えてはいるんですけどね、、、
制服で仕事をする警察官などは
ローファーなど履きません。
機能的な紐で甲をしっかり固定する靴です。
学校の制服も、
もう少し本来の目的について考えて欲しいものです。