NHK大河ドラマの放送に関係して
ドラマ舞台の地に出来る大河ドラマ館を
毎年あちこち訪れていて、ここ何年かは
遠隔地で行けなかった場所以外
ほとんど訪れているが、
今年の『光る君へ』の大河ドラマ館も
宇治・大津・越前の3館のうち
大津と越前は2月初めと3月末に訪れて、
残すは宇治だけになった。
宇治市は通っていた大学から近く、
また叔母一家が住み祖母も一時期いて、
その祖母の通夜葬儀も宇治市内であったので
京都府内でもずっと身近な場所だった。
鉄道も高速道路も至近にある便利な場所で、
大河ドラマ館は来年1月まで開催中でもあり
行こうと思えば何時でも行けると思っていた。
そしてこれから8月末にかけて
近畿地方でもあちこちの博物館で
興味ある特別展や企画展を色々開催予定で、
宇治の大河ドラマ館はその特別展や企画展と
セットで行こうかなと考えていた。🤔
当初は京都文化博物館や大津市歴史博物館の
企画展とセットでの宇治訪問を考えていたが、
他の多くの博物館での特別展や企画展と
開催時期がまともに被ることと、
梅雨時の蒸し暑さとその後の酷暑では
盆地の京都で博物館を訪ねて回ることは過酷で、
さらにその後の秋の安定した気候の京都も
観光客が激増して動き回るのが大変と思い
(京都に5年以上いたので確信している)、
何も予定が無かった梅雨直前の今日、
まず午前中に宇治の大河ドラマ館を訪れて、
その後今日から特別展「テルマエ展」が始まる
神戸市立博物館へ移動しようと考えた。💡
宇治の大河ドラマ館の開館時刻は朝9時で、🕘️
クルマでも電車でも、朝6時台に岐阜を出て
充分に開館時刻頃に到達出来る。🚘️🚊
ただ、後で神戸市まで行くことを考えて
出来るだけ電車利用にしようと、
関西方面へ電車で行く際の常套手段で、
垂井駅前にクルマを駐車して
米原駅で新快速電車に乗り継いだ。🚘️🅿️🚊
宇治までは京都駅でJR奈良線に乗り継いでも
時間も早く運賃も安く行けるが、
大河ドラマ館が京阪電車宇治線の終端近くの
線路近くにあるため、京阪電車宇治線に
乗り換えて訪れるべきと考えて、
京都駅の手前の山科駅でJR新快速電車を降り、
地下鉄東西線で六地蔵駅へ、🚇️
さらに地下鉄六地蔵駅から10分近く歩いて
京阪電車の六地蔵駅で宇治線電車に乗った。🚊
宇治の大河ドラマ展は、距離的には
三室戸駅の方が近いのだが、
9時の開館時刻まで時間があり、🕘️
京阪宇治駅からゆっくり歩こうと思って
電車に京阪宇治駅まで乗車した。
京阪宇治駅は、JR奈良線が構内を横切り、🛤️
駅舎1階で外に出るところに
今回の目的地の宇治大河ドラマ展と
宇治市源氏物語ミュージアムの案内板がある。
宇治大河ドラマ展は、
京阪電車宇治駅と宇治川沿いの太閤堤跡の
間に設けられた公園的スペースにある
「お茶と宇治のまち交流館 茶づな」の
一角を使用して開催していて、そのためか、
館ではなく「展」と表記している。
同じ『光る君へ』大河ドラマ館でも
大津と越前はともに「館」だったので、
既存の建物を期間限定で使用しても、
大津や越前など他の大河ドラマ館は、
博覧会などで独自に建てるパビリオンとして、
宇治はあくまでも展示室という意識かなと
思ってしまった。
京阪電車宇治駅から回って歩いても
9時の開館時刻にはまだ少し早く、🚶
公園スペース内を歩いてあちこち見てから
「お茶と宇治のまち交流館 茶づな」の
建物へ接近して開館時刻に入館した。🕘
入口を入ってすぐの衣裳展示は
主人公のまひろ(紫式部)と藤原道長で、👘
宇治大河ドラマ展ではまひろと道長の
恋愛関係にも触れているのかな❓️
と思ってしまった。
宇治がまひろ(紫式部)とも道長とも
史実で関わるのは二人の人生後半で、
紫式部が人生後半に書いた『源氏物語』でも
後の方の章に舞台として宇治が登場する。
また道長は宇治で病気療養して亡くなった。
その『光る君へ』の舞台にもなる宇治の
宇治ならではの展示が
平安時代の藤原道長時代の宇治の想像図で、
またその先にあった十二単の重さ体験は、
「重いで」という思い出になると思った。😅
展示室には平安時代の貴族女性の顔ハメや
香木などを調合していた匂いは、
明らかに仏教の世界の匂いで、
先日執り行った父親の一周忌法要での
住職さんの衣や焼香の匂いにそっくりだと
思い出してしまった。 👏
宇治大河ドラマ展を観終えると、
「茶づな」1階の土産物売り場で
宇治土産を物色して退出して、
京阪電車宇治駅前へ戻る。🚶
宇治市源氏物語ミュージアムへの
ルートを駅前の観光案内所でたずねて、💁
10分ほど緩い登り坂を歩いて行き、🚶
住宅地の中に大きな建物が見えたら
宇治市源氏物語ミュージアムだった。
玄関前に池を配置して、
屋根は唐破風になっている。
大河ドラマ館を訪ねて宇治へ来たのなら
『源氏物語』についての博物館も
是非訪ねておかなければとここに来たが、
シアターで観たアニメ映像も分かりやすく、📽️
平安時代の上流社会についての
寝殿造り宮殿の模型などによる紹介と
『源氏物語』の登場人物とあらすじの
多くの常設展示も分かりやすくて面白かった。
『源氏物語』の登場人物の関係は複雑で、
何度もしっかり確認したことも無かったが、
こういう博物館を見学して理解するのも
物語の理解では良いと思った。
また展示には平安時代の匂い再現もあり、
大河ドラマ館の展示より詳細だった。
宇治市源氏物語ミュージアムを退出すると、
すぐ前の坂道を宇治橋へ下りて宇治橋を渡って
市街地の通りを歩いた。🏙️🚶
大学時代にサークルで訪れたことはあるが、
一人で歩いてみると、
やたらインバウンドが多いなと思えた。👩🎤👨👨👦🧙
市街地の通りでは宇治一番の老舗茶舗の
上林茶舗で宇治茶グリーンティーを購入し、
さらにその先でグリーンティーの
テイクアウトを見つけて買って行き
(四角のガラス瓶に入っていて
結局自宅へ戻るまで飲まなかった)、🍵
JR宇治駅へ歩いてJR奈良線の電車に乗った。🚊
これから神戸市へ行こうと思ったら、
三ノ宮駅・元町駅までの運賃は
垂井駅から山科駅までの運賃と一緒だった。💴
宇治駅から神戸市内へ行くには
京都駅へ行き新快速電車に乗り換えても良いが、
JR奈良線の木津駅から延びる学研都市線に
大学時代も含めて一度も乗車したことがなく、
乗車出来る機会に兵庫県内へ直通する
学研都市線の普通電車に乗車してみようと
奈良駅行きの快速電車に
木津駅まで乗車した。