JR吉原駅で岳南電車に乗り継ぐ。🚞
接続が良くないようで、
乗り継ぎ時間は5分も無かったが、
岳南電車の窓口でアニメキャラの
「リラックマ」の図柄が入った
全線1日フリー乗車券を購入して
1時間に2本の岳南江尾行き電車に
乗車出来た。
岳南電車は、
旧東海道を歩いてたどった際に
富士市の吉原宿で一日の行程を区切り
一度岐阜の自宅に戻ったときと
旧東海道の徒歩旅を再開した際に
吉原の宿場町とJR吉原駅の行き来に
利用している。
しかし吉原~吉原本町間は2駅間のみで
吉原~岳南江尾間全線9.2kmの
1/3にも及ばない距離で、
吉原本町駅以遠も乗車してみたいと
ずっと思っていた。
そして岳南電車の本吉原~岳南原田間の
沿線近くに戦国時代史に名を残す
善得寺の跡があると分かり、
今日午後に富士市へ行けるのなら
岳南電車で善得寺跡を
訪れてみようと思った。
吉原駅でギリギリ間に合った
岳南江尾行きは13:26発車の電車で、
所要10分で岳南原田駅に到着した。🚉
善得寺跡は本吉原駅の方が若干近いが、
岳南原田駅の駅舎に食堂「めん太郎」があり、
昼食に寄って行くため岳南原田駅で下車した。
そして蕎麦と桜エビ天を食べて、🍜🦐
西方1.5kmの善得寺跡へ歩き、🚶
東日本の戦国時代を変えた
今川義元・武田信玄・北条氏康による
駿甲相三国同盟が締結されたと言われる
善得寺の跡を見て、
この善得寺跡の辺りは住宅密集地で、
吉原の旧東海道を見下ろす高台にあり、
道路区画があみだくじ以上に複雑なうえ、
道幅が2m無い狭い道路が非常に多くて、
とてもクルマでは来られないと思った。🚘️❌️
ここへ来る歴史ファンは
岳南電車を利用して歩いてきてほしいと
今回実際に岳南電車から歩いて思った。🚶🤔
善得寺跡から歩いた本吉原駅は
大型店舗が揃う便利な地域にあり、
バーミヤン富士今泉店の横に
駅への通路が延びている。
駅のすぐ横に岳南電車の本社建物もあり、🏢
ホームは1面2線で行き違い可能で、
岳南電車では重要な駅なのかなと思った。
駅ホームの独特な形の上屋は
独特のデザインで建設されたのだろう。
JR東海道本線から枝分かれした、
富士山南麓に延びる距離わずか9.2kmの
小さなローカル鉄道線だが、🛤️🚊
製紙工場地帯の重要な輸送手段として、
そして工場の職員や地域住民の足として
しっかりと地域に貢献してきた岳南電車の
歴史を物語るような本吉原駅で
15分ほど次の電車を待って
岳南江尾行きに乗車した。🚊
これから一日乗車券を活かして
岳南電車の全区間を乗車に行こうと、
まず本吉原駅から岳南富士岡駅へ乗車し、
貨物輸送を行なっていた鉄道ならではの
面白い車両展示施設で、
30~40分空く岳南電車のダイヤで
駅構内で過ごせる良いスポットだった。
もっとも、
東海道に近い住宅地と製紙工場地帯の
10kmに満たないミニ路線の岳南電車は
沿線に集客力ある観光地は皆無で、
電車利用で観光客を呼び込める施設を
1つでも設けたい願望はあるのだろう。
ただ富士山が眺められるだけでなく
駅で降りた客を呼び込める場所をとの
切実な思いががくてつ機関車ひろばの
開設につながったのだなと思えた。
岳南富士岡駅から次の岳南江尾行きで
終点の岳南江尾駅まで行く。🚊
製紙工場地帯の中にある駅だと
岳南電車を紹介した雑誌などで
理解していたが、
ホームや電車をしばらく撮っていて、
東海道新幹線が駅の西で
オーバークロスしていて、🚅
駅に近いために富士山が見えないのだな🤔と
考えているうちに、
乗車してきた水色塗装の電車が
折り返し吉原行きとなって発車間際となり、
駅ホームから出ずに折り返し乗車した。🚊
隣のホームに停車していた
2両編成の電車は、全く動かず
留置されていただけの様子だった。
ちなみに、この岳南江尾駅は、
昭和時代の高度経済成長期頃まで
浮島ヶ原と呼ばれた低湿地帯の近くだった。
水はけが悪く大雨ですぐに冠水するため
長く開発の手が入らなかったが、
昭和後期に治水・排水が進んで水田化して、
現在は住宅も建つようになった。
岳南江尾駅を出ると
吉原駅まで乗り通したが、
乗車した電車はアニメキャラの
「リラックマ」とコラボした電車で、
富士山の反対側に走る
山梨県の富士急行線と同じ
富士急グループとして「リラックマ」の
絵柄が期間限定で入れられている。
今回使用した全線1日フリー乗車券も
裏面は「リラックマ」のデザインだった。
駅名標では吉原駅と岳南富士岡駅の2駅が
「リラックマ」デザインになっている。
岳南江尾駅を出て、来た線路を戻り、
所要22分で定刻通りに吉原駅に到着した。🚉
行きにはゆっくり観察出来なかった
吉原駅を見て回って
グッズ売り場も見てから
JR吉原駅の駅舎へ移った。
そして帰路につくが、
その前に静岡駅で一旦下車して
土産などを再物色していく。
来週姉宅で予定されている法要に
御供え物を用意・持参するよう
家族から言われていて、
遠くへ出かけたら遠くの土産でと
静岡行きを発案する前から考えていた。
ちょうど、静岡はお茶処で、🍵
和菓子の生産も多く、🍪
今の時期は新茶が出回りだして、
静岡へ御供え物を調達に来て
ここで良かったと思った。
しかも帰り際に買って行くので
日中動き回って中身も外装も傷めず
大事に持ち帰られるのは良かった。
さらに、駅近くのお茶専門店で物色中、
最近まで静岡県内の島田市の茶問屋に
年に2~3回だが緑茶を発注していて
何度か島田まで受け取りに
行っていたことも思い出した。
旧東海道を歩いて喉が渇いて
偶然島田の茶問屋に立ち寄ったことが
私と静岡茶の関わりの始まりだったが、
そんな縁もあって良かったと思った。