春?の関東へ その3、宇都宮城は雨のち晴レルヤ | みののかみのブログ アメブロ版

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美濃国出身・在住のみののかみが日々気付いたこと・感じたことを書き出すもの也

史跡および日帰り天然温泉の訪問記が殆どと成り候

栗橋駅東武宇都宮駅行き電車に乗り換え、🚊

果てしない大空(雨降る曇天)と

広い大地(起伏の無い関東平野)のその中を

所要1時間20分乗車して宇都宮市内へ入った。

東武宇都宮線は、終点の東武宇都宮駅

接近するほどに乗客が増えて、

岐阜の名鉄各務原線

松山の伊予鉄道の郊外線各線と同じ、

地方の中核都市の近郊路線なのだなと思った。

東武宇都宮駅に到着すると、駅名標の

いちごの可愛らしいデザインに驚いた。🍓

東武宇都宮線全駅
「いちご王国ライン」として、🍓
このいちごの可愛らしいデザインを使用している。
 
宇都宮での最初の目的地の宇都宮城跡は、🏯
東武宇都宮駅の南東1kmほどの場所にあり、
駅前にキャバレーも大きな古い教会もある
ごちゃごちゃした市街地を歩き、🏙️⛪🚶 
まずは城跡の西の宇都宮市役所前に出て、
市役所の近くに佐野ラーメンを出す店を見つけ、
昼食に立ち寄った。🍜🍥🍚🥟🥢
佐野ラーメンと那須御養卵の卵かけご飯と
大きな特製餃子を食べて満腹になり、😋
冷たい雨で“しばれた”身体を温められた。😊
 
そして市役所の西へ歩くと、🚶
土塁の上に櫓が2基と土塀が載った
宇都宮城の本丸が目の前に姿を表した。🏯
ラーメン店を出てから雨はいつの間にか止み、🌂
天気はカラッと晴れた好天になっていた。🌞
この宇都宮城は、
室町・戦国時代には戦国大名の宇都宮氏の居城で、
宇都宮氏が豊臣秀吉によって改易されると
蒲生秀行が会津若松城から減封で移され、
江戸時代になると徳川家康の一番上の孫
(長女の亀姫と奥平信昌の長男)の
奥平家昌が入り(父親とは別に所領を得た)、
以後譜代の大大名が次々に入封した
関東の一大拠点だった大城郭。🏯
しかし巨大な縄張りであっただろうこの城は
現在この本丸以外に遺構は無く、
その唯一城郭だったことを現す本丸も
ほぼすべてが現代の復元の様子。
本丸西側の土塁に出入口の大きな穴が開き、
本丸の郭内に出入り出来るのだが、
こんな城郭は初めて見た。👀❗
明治以前の現存遺構にはあり得ない出入口で、
城全体が破却されたときに土塁も破壊されて、
後から出入口と土塁の中の施設を建設した際に
出入口や施設の外壁の外に盛り土して
土塁を再構築したのだろう。
本丸の郭内へ高低差なく出入り出来るように
こんな形になったのだろうが、
出入口は櫓門を設けるだけで充分ではと思う。
この土塁の中の出入口には、
「宇都宮城ものしり館」というガイダンス施設の
玄関が面していて、中に入ってみる。🚶
旅行の計画を立てたときには、この施設は
土塁の上の櫓の内部ではと思っていて、
まさか土塁の中にあるとはと驚いた。😮
「宇都宮城ものしり館」には
宇都宮城の歴史を紹介するパネルなどがあり、
この宇都宮城本丸の復元ジオラマもある。
ボランティアガイドのおじさんが、
現在復元されているのは本丸全体のうち
左(西)側1/3ほどのみと教えていただいた。
この模型ジオラマの本丸御殿のすぐ西側のみが
現在城跡となっているという。😧
ガイドのおじさんによれば、
宇都宮城は城下町の市街とともに
戊辰戦争での市街地戦と
太平洋戦争での宇都宮空襲で
壊滅的に破壊されたとのことで、
復興の過程で本丸の大部分までも
市街地になってしまったのは
なんとも惜しいと思った。😥
午前中に見てきた古河城の跡も
渡良瀬川の河川改修に主郭全部を取られ
跡形もなくなっていたが、
この宇都宮城も残念な歴史をたどったのだなと
悲しく考えさせられた。🤔
そしてまだ本丸の1/3でも復元されたのは
宇都宮市として精一杯の努力かなとも思った。

その復元された土塁の上へ、

ものしり館からエレベーターで上がって行けて、

土塁の上へ出た。⬆️🏯

本丸の西側はもともと
隅櫓の間に土塀が続いていただけのようで、
天守閣や豪勢な装飾の建築物は無かったので、
この形の復元におさまったのだろう。

そして復元された隅櫓は2基ともに、

内部も元通りに復元されている。
平成半ば以前の復元事業ならばおそらく、
復元櫓の内部はパネルで埋め尽くされるか
子供向けのキャラクターや眺望の双眼鏡が
ところ狭しと置かれたりするだろうが、
きちんと江戸時代仕様に復元したのは
やはり新しい年代の復元だなと思う。
 
この本丸北側の清明台櫓の前から
土塁下へ階段を下りて行くと、
本丸の表門だった清水門の跡に出る。
この清水門から東が完全に市街地になって
門の遺構もまったく無いのは惜しい。
そして本丸郭内も、
将軍の日光東照宮参拝時の
宿泊場所として整備されていた
本丸御殿が建っていたのが、
当然ながら❗️❓️御殿は無くなり、
市民広場と化した芝生が広がり、
隣接して「清明館」という名称の
発掘調査の報告パネルを展示している
和風の建物が建っている。
この清明館ではお抹茶もいただける。🍵
 
宇都宮城は城址公園としてはこれだけで、
清明館も観終えたら東側へ出る。🚶
そして城址公園を出てすぐに、
道路が東方向へ下り坂になっていて、
やはり本丸の端で高低差があるのだなと、🤔
NHKの定期放送が終了してしまった
『ブラタモリ』的に面白く感じた。📺😎
ここからはJR宇都宮駅を目指す。🚶
その東口から宇都宮ライトレール
発着しているためだが、🚈
JR宇都宮駅は宇都宮城跡から
2kmほど離れていて、
旅行計画時に地図(Google Map)を
何度も見て道筋を確認して、💻📱🗺️
田川の川べりの遊歩道を経由すれば
幹線道路を直角に曲がっていくより
若干は近道になると把握していた。🚶
宇都宮城跡の北を走る「いちょう通り」から
田川の川べりの遊歩道へ出て、
若干のショートカットを進むと、🚶
川沿いに「リバーサイドホテル」があった。🏨
岐阜の長良川温泉のホテル・旅館街などの
川沿いのホテルで、この名称は見たことがない。
宇都宮に本当にあったとはと驚いた。😮
そして世代的に❗❓ホテルの看板を見て
井上陽水さんの同名の歌をすぐに連想して、
頭の中でひたすら
 ホテルはリバーサイド
  川沿いリバーサイド
   食事もリバーサイド
    Oh, Oh, リバーサイド、
と、井上陽水さんの歌声が流れた。😎🎶
同時に井上陽水さんの歌まねも
無意識にやってしまっていた。
遊歩道に人が少なくて、
幸い聞いていた人はいなかったが。
このホテルを、今度宇都宮で宿泊するときに
ホテルの候補として覚えておこう。
ちょうど、リバーサイドホテルのすぐ先の
田川に架かる「宮の橋」からJR宇都宮駅は近く、
JR宇都宮駅前のホテル群の一つと分かった。🏨
 
宮の橋のたもとからJR宇都宮駅へ行く。
駅の反対側の東口で宇都宮ライトレール
乗車に行き、飛山城跡を目指すのが次の目的。
このJR宇都宮駅は1年半前に
福島県内の城跡めぐりに向かう途中で
夜行高速バスからJRの電車に乗り継ぐ際に
この宇都宮駅構内を歩いていて、🚶
駅の西口↔️東口を通り抜ける
ルートを覚えていたことで、
西口のショップで宇都宮土産を買って、🎁
JRの改札前から東口へ通路を抜けられて、
スムーズに宇都宮ライトレール
宇都宮駅東口のりばへ行けた。🚈🚶
1年半前には開業前の宇都宮ライトレール
宇都宮駅東口のりばなども見ていたが、🚉
ようやく念願の宇都宮ライトレール
乗車出来るのだなと思い、嬉しくなった。🤗