春?の関東へ その4、ライトレールに乗って飛山城跡に出かけたら | みののかみのブログ アメブロ版

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美濃国出身・在住のみののかみが日々気付いたこと・感じたことを書き出すもの也

史跡および日帰り天然温泉の訪問記が殆どと成り候

ようやく乗車出来ると喜んだ

宇都宮ライトレールだが、

宇都宮駅東口のりばは大混雑していた。

混雑するホームで列車を待つ行列の

最後尾を見つけて10分ほど並んだら、

到着し折り返す列車で着席出来た。💺

 
列車には次々に乗客が乗り、

超満員の状態で発車した。🚉

列車はしばらく市街地の併用軌道を進み、

宇都宮大学陽東キャンパス停留場

半分以上の乗客が降りていった。

後で夜になって私もここを利用したが、🚉

停留場の近くに巨大なショッピングモールの

「ベルモール」があり、🏬

イトーヨーカドーを中核にフィットネスジムも

映画館などのアミューズメント施設も

天然温泉のスーパー銭湯も家電量販店も

いろいろな大型店舗が集まったモールで

(「うつのみや」だけに「打つのみや」で

 バッティングセンターは無いが😅)、

ここの利用客の需要は大きいと実感した。

空席も出来た列車は市街地を抜けて

車両基地が近くにある平石停留場を過ぎると

大河・鬼怒川を渡って飛山城跡停留場に到着した。

 
停留場の隣にはパーク&ライドの駐車場もあり、🅿️

この停留場でマイカーに移る乗客も多かった。🚘

そして停留場名の由来となった飛山城跡は、

停留場の北1.5kmほどの場所にあり、

出入口に案内板があった。

ただし、停留場からまっすぐ城跡へ行く道は無く、
宇都宮ライトレールのガードを二度くぐり、
城山の麓の集落を大回りして行く
所要20分ほどのルートしか無い様子で、
天気が快晴になって暖かくなった田舎道を
飛山城跡へ歩いて行った。🚶
城山の麓からは緩い上り坂になって、
瀟洒で真新しい住宅が建ち並ぶ分譲住宅地を
汗をかきながら登って行くと、🚶💦

上り坂のてっぺんに飛山城史跡公園があった。

史跡公園の入口にはガイダンス施設の

とびやま歴史体験館があり

(写真の切妻屋根2つの建物)、

まずは歴史体験館を見学する。
飛山城は宇都宮氏の重臣で
鬼怒川左岸地域に勢力を持っていた
芳賀氏が築いた戦国時代の城郭で、
宇都宮城が壬生氏に占領された
弘治3年(1557年)には、常陸国(茨城県)の
佐竹氏の支援による宇都宮城奪回作戦で
最前線基地として活用されている。
その後、天正18年(1590年)の小田原征伐で
宇都宮氏が豊臣秀吉に所領安堵されると、
秀吉から家臣たちの城の破却が命じられ、
芳賀氏の居城だったこの飛山城も廃城になった
(その後宇都宮氏も改易処分となった)。

城跡の前にある歴史体験館では、

こういった飛山城と周辺の歴史を紹介していて、

宇都宮市教育委員会などが発行した

城跡関連の書籍も販売している。📖

私は飛山城跡については、

宇都宮ライトレールの開業に関心を持ってから

初めてその沿線にある城跡と知った。

城主の芳賀氏については、

🎮ゲームの『信長の野望』の宇都宮氏家臣に

芳賀高定・芳賀高継といった人物が登場していて、

飛山城跡の存在を知って、

「あの芳賀氏の居城か❗」と思った。😀

 

歴史体験館の前に飛山城跡の史跡公園入口があり、

 

 
復元木橋から土塁の切れ目へ道が続いているが、
入口の土塁と堀を見るだけでも
こんなに巨大な城跡なのか❗と思った。😦

 
 
 
飛山城跡はこの出入口の奥に
二重三重にさらに堀と土塁で囲われた
大きな曲輪が連なっていて、
 
 
 
 
これだけ巨大な平坦な曲輪を連ねただけでも
物凄く大規模な城だったのだなと思った。🤔

飛山城跡には戦国時代の建物を想像復元したものも

何棟か建てられている。

 
 
この城の中にどれほどの将兵が
各曲輪に駐屯出来たのだろうか❓と思った。
佐竹氏が縁戚の宇都宮氏に援軍を遣わして
宇都宮城を占領した壬生氏を攻撃した際に
相当な大軍を動員したのだろうと思った。
この飛山城は主郭の背面が鬼怒川に面した断崖で、
一番端まで行くと鬼怒川が眺められる。
 
 
大河のすぐ脇の丘陵上の戦国城郭としては、
江戸川(旧利根川)に城山が面した
千葉県市川市の下総国府台城と同様の特徴を
色々持っていたのではと思う。
同じく大河に面した山上の城郭でも、
長良川に面した岐阜城は、
ほとんど一枚岩の岩山に築かれていて、
各曲輪を造成出来ないほどなので、
この飛山城は削平しやすい地質なのだなと思う。
 
この飛山城跡に来たのが午後4時前で、🕓
午後5時に閉門すると知って歩き回っていたが、
4時40分頃から係員が門を次々に閉め始めて、
外へ出られる箇所を見つけて何とか退出した。
駐車場には犬を何頭か連れた家族連れもいて、
史跡公園内に入っていったのを見たが、🐕🐩
奥の方の曲輪群の各門は
5時前に無人になって閉門した様子。
私も5時前までに一通り回って出入口に戻り、
完全閉門の前に退出した。 
 
私が夕方に飛山城跡へやって来たのは、
夜22時45分に宇都宮駅西口で
夜行高速バスに乗車することから、🌃🚌
時間を持て余さないよう宇都宮滞在を考えて、
飛山城跡の史跡公園の閉館時刻に
訪問時間を合わせたためでもあった。
夜行バス旅の場合、夕方に公営施設が閉館すると
長くて6時間以上も予定外の時間が出来るので、 
その長い夜の時間に夕食や入浴などで
出来る限り時間を過ごしていられれば良いが、
東京などの大都会の都心と違い地方都市では
夜行バスの発車まで過ごせる場所は限られる。
宇都宮の場合、宇都宮ライトレール
夜行バスの発車まで色々都合が良いと分かった。
飛山城跡を夕方の閉門時刻に退出すると
沿線のベルモールに長時間居られて、♨️🍚🎁
夜中まで本数の多いライトレール
夜行バスの発車時刻近くに宇都宮駅へ移動出来る。
実は、宇都宮ライトレールの停留場の近くの
ベルモール内に天然温泉「さくらの湯」
あったことが、宇都宮ライトレール乗車と
飛山城跡訪問を午後に回した理由だった。♨️
いや、宇都宮に天然温泉さくらの湯を見つけて、
帰りの夜行バス乗車を宇都宮に決めたのだった。
しかし飛山城跡の閉門時刻でもまだ
この後の予定に時間がたっぷりあったので、
宇都宮ライトレール飛山城跡停留場
行きと同じ道を戻ると、

(ベンチの台座はこの地域特産の大谷石だった)

ベルモールの方向には乗車せず、逆方向に
終点の芳賀・高根沢工業団地停留場まで
ライトレール線全線乗車することにした。🚈
ライトレール線は大きな工業団地を幾つも貫くが、
土曜日の夕方のためか乗客は少なかった。
しかし工業団地の幹線道路の真ん中を
ライトレールの軌道が専用の信号機付きで走り、
短い間隔で停留場が続く様子に、
これまでクルマしか交通手段が無かったところに
宇都宮駅へ頻繁に直通する
軌道の交通機関が出来たのだな、🚈
もともと交通機関の需要と要望があったところに
立派な鉄道機関が出来たのだなと実感出来た。🤗
 
終点の芳賀・高根沢工業団地停留場
 
折り返し宇都宮駅東口行きに乗車する。

この芳賀・高根沢工業団地停留場

幹線道路の真ん中にポツンとあり、

道路沿いは工場ばかりで商店は皆無で、

全線お試し乗車する人以外に

利用客はいなかった。

私以外の全線お試し乗車の人はみんな

宇都宮駅東口停留場まで行ったようだが、

私は宇都宮大学陽東キャンパス停留場で下車し、

すぐ近くのベルモールへ歩き、🚶
天然温泉さくらの湯に入浴と夕食に行った。♨️🍚
土曜日の夕方はさすがに混雑していたが、
なんとか順番待ちせずに浴槽に浸かれた。♨️
一日たくさん歩き回ったので、🚶
お湯に浸かってゆっくり出来たのは良かった。😊
その後夕食後にイトーヨーカドーへ
帰りの夜行高速バス車中用の飲料を買いに行くと、
時刻は夜9時の閉店時刻間際で
店内に『蛍の光』がかかっていて、🎵
500mlボトル1本買って急いで出た。🚶💨
そしてイトーヨーカドーを出たところに
ライトレールの車両が見えて、🚈
もう電車通りに出るのかなと思ったら、😮
子供向けのアトラクションサービスだった。😬
宇都宮ライトレールはここにもあるのだなと
逆に感動してしまった。😂
本物の宇都宮ライトレールは、
ベルモールの敷地の端の先の
住宅展示場を挟んだ大通りに走っていて、
宇都宮大学陽東キャンパス停留場には
外国人など10人以上が電車を待っていた。
 
宇都宮駅東口停留場に到着すると、
宇都宮駅の西側へ延伸予定の軌道敷地を見て、
 
22:45に名古屋行きの夜行高速バスに乗り
宇都宮を後にした。🚌🌃
帰りに乗車した夜行高速バスは、
1年半前に福島県の郡山で乗車したバスと同じ
福島交通のバスで、🚌 
乗車中に目覚めては現在地を確認したら、
1年半前と同様に、栃木県の佐野を発車後、
圏央道で神奈川県の厚木へ出て、
新東名を浜松いなさまで走って東名へ移り、
岩津や豊田のバスストップに停車していた。🚏
写真は東名赤塚パーキングエリアで休憩中のバス。
 
バスは定時より少し早い時刻に
名古屋の名鉄バスセンターに到着し、🚏🚌
JR名古屋駅から電車で岐阜へ戻った。🚃
岐阜駅では構内のモスバーガーが開いていて、
朝食を食べに寄ってから帰宅した。🍔🍟🥤