秋葉区文化会館で開催される高校演劇の発表会。
今年で3回目だそうですが私は観るのは初めて。4校の公演を観てきました。
また、この発表会の特色は発表終了後にすぐ講評コーナーがあることでしょうか。それも講師の先生だけでなく、他校の生徒さんも担当して講評を発表しているのもなかなか珍しいのかな~、と。
もちろん、それとは別に一般の観客による感想シートの記載もありました。
■新津南高校「きゃききゅけきょ」
この演目を観るのは11月の県大会に続いてですが、やっぱりうまいですよね。凝った演出、単純だけど工夫されたセットなどいい感じです。
ただ、やっぱりこの演目は「台詞回し」がウリですよね。
かなり個性的なセリフだと思うのですが、1文字1文字非常に丁寧に扱っていると思います。今回も間違い探しというか、間違って「かきくけこ」になっているんじゃない? とか集中して聞いていたのですが(汗)、さすがでございました。
関東大会も頑張って欲しいですね。
■三条高校「明日に咲く、勿忘草」
凝った衣装になんといっても「殺陣」がかっこよかったです。
おそらく、メンバもこれが「殺陣」がやりたくってこの演目にしたのでは? と思うのですが、お見事でした。
「殺陣」をみるだけでこの演目を観る価値があるというものです。
また翌日の新潟日報の記事にもこの演目のシーンが写真で使われていましたね。
■見附高校「出停記念日」
まずは開演前にプロジェクタで物語の背景などが映し出されており、なかなか面白い工夫だな、と。
こういうのって、大会とかだと許されるんでしょうかね? (笑)。
ストーリーとしては結構淡々と進むのですが、それを飽きさせないだけの演技力というかキャラクタの魅力が際立っているように思いました。
最初、指導室に移動するのになぜ椅子と机を持っていく必要があるんだ? とか思っていたのですが、ストーリーが進むにつれて徐々にメンバが退場していく際に、ステージ上の椅子、机が減っていくのはなんというか寂しさとかを際立たせているな~、と。
うまい演出だと思いました。
■加茂高校「アスタリスク」
各キャラクタの性格付けだったり、導入から、謎の提示、いろいろな案の検討、解決のきっかけ、そしてすっきりする解決案と日常の謎系といいましょうか、上質なミステリーに仕上がっていました。
私は知らなかったのですが、講評の方によると結構有名な脚本だそうです。
そうなると、どこで自分たちの特長をアピールするというのも逆に難しいのかな~なんてことは思いました。
ただ、私は今回は私は純粋に楽しまさせていただきました。
■全体的に
各学校の演目終了時に、講評が入るわけですが、さすがに皆さんよく見ているな~、と(笑)。
ただ気楽に楽しんでみている私なんかでは気づかないことがたくさん指摘されていて、そういう指摘事項を聞くのもなかなか面白かったですね。
(秋葉区文化会館 無料)