11/4,5 [演劇] 新潟県高校演劇発表会 新潟県大会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

新潟県の高校演劇発表会の県大会が、11/4、11/5の2日間行われました。

出場は各地区大会を勝ち抜いた12校。私はそのうち11校見ました。

1校の上演時間は約1時間。

土曜日は9:30~17:30で6校(最後の中越高校は他予定のため観れず)
日曜日は9:20~16:00で5校

さすがに両日ともに後半はちょっと意識が飛んでいたかもしれません(汗)。

以下、演劇素人ですけど、簡単に感想など。

○1日目

■長岡向陵高等学校「きってもきってもはなれられない」
「リストカット」というちょっと重いネタを扱いながら、ポップなコメディとしており純粋に楽しめた。特に「役名:春子」さんのはっちゃけぶりが印象的。

■新津南高校「きゃききゅけきょ」
中毒性のある面白さ。セットも簡易ではあるけど非常に効果的だと思いました。
どうしても皆さんのセリフがちゃんと「きゃききゅけきょ」になっているか、チェックするためにかなり集中して聞いてしまいました。

主人公さんの歌とかハミングとか心理描写もいい演出だと思いました。

終演後もそこらじゅうで「きゃきゅきょ」言葉が蔓延していましたね(笑)。

■新潟中央高校「Be More Tough」
前半のドタバタコメディと後半のちょっと哲学的な部分の対比の切り替えがよかったし、前半の伏線をうまく回収しているな、と。
プログラムをあとからみたときに、役名がだいたいカタカナなのにお一人だけ「五木」なのも、芸が細かいな~、と。

■新潟向陽高校「七人の部長」
セットも非常に簡素で、セリフの面白さ、テンポの良さで勝負しているところが非常に潔いな~、と。
すごいスピード感のあるセリフで、お互いの会話がかぶってくるくらい、気持ちよかった。

■新潟南高校「わたしの星」
非常に不思議な世界観ではありますが、さわやかな作品だな~、と。
見せ場の「ダンス」が非常に印象的でした。

■六日町高校「春は短し進めよ乙女」
とにかくコメディというかお笑いに特化した作品。「言葉にできない」など音楽の使い方がうまいな、と。本当にそういう学校行事があるんだろうな~、というのが容易に想像できますね(笑)。

■中越高校
(他予定のため未鑑賞)

○2日目
■長岡大手高校「まちの灯り」
セリフまわしとか非常に演劇らしい演劇という感じはしました。
片方からの照明の当て方とか、ステージ手前と奥で色違いにするとか照明が工夫されているな~、と。また結構大きなセットを使っていたのも印象的。。。。ただ、私には難しすぎた。

■柏崎高校「ともだちが来た」
出演者が男子2人というのがそれだけで印象的。なんとなくリアル、なんとなく懐かしく、なんとなくファンタジー。自転車を運転しながらのセリフは相当大変なのではないかな~、なんてそんなことも。

■新潟工業高校「少年少女のための教本「告白」」
とにかく破天荒というかものすごくインパクトがありました。面白かった。ただ願わくはちょっと正味35分くらいというのはちょっと短かったかな、と。
トランプという設定もなかなか良いですね。無理にトランプにしなくても成立するドラマだとは思うけど、トランプにすることでより面白さが増している感じがします。花火の照明による演出が綺麗だな、と。

■長岡高校「あぁ、長岡商業機械高等学校」
セットの使い方が非常にうまいと思いました。あとは全体的なイメージが(ちょっと古いけど)8時だよ全員集合のドリフターズのコントを観ているかのようでしたね。
それだけ良質のコントだと思いました。「8×4」の繰り返しだとか笑いのコツというかツボを押さえているな、という感じです。

ラストシーンに向かうとき本当にワクワクさせていただきました。

■新潟商業高校「わたしはグリーン」
ちょっと珍しいサスペンス風作品。銃を撃ち、撃たれるシーンが印象的、というか見せ場ですね(笑)。
「役名:ブルー」さんの発声が抜群だと思いました。


■全体を通して...

・冒頭のシーンで「蝉の鳴き声」が聞こえてくる学校が3校か4校くらいあったのではないでしょうか。それだけ説明不要で「夏」ということが伝わるということですね(笑)。

・完璧に楽しんでみている観客としての意見になってしまいますが、前半はコメディというかコントとして進んでいても後半は無理やり良い話というか、感動というか、哲学的にまとめざるを得ないというか、パンチが弱くなる傾向にあるのは仕方ないのかな~、と。

 

「コント」ならば、笑わせて終わりというのもありなんだろうけど「演劇」となると、起承転結というかなんらかの結末をつけないといけないのかな~、と。個人的には最後までもっとお笑いで通してほしいんですけど、やっぱり難しいのかなぁ。

・やっぱり観ていると印象に残る出演者さんというのはいらっしゃって、2日目になるとすれ違ったりして「あ、○○高校の主役の人だ」とか「○○役の人だ」と思うような人が多いですね。

・そんな中、全体を通して私が独断と偏見で「主演女優賞」をあげるとしたら、新津南高校の主役の女生徒に上げたい。なんとも中性的というか独特の雰囲気、演技があって引き込まれました。

・同じく「主演男優賞」をあげるとしたら、1人には絞りきれなかったのですが「新潟向陽高校の剣道部長さん」と「新潟工業高校の先生というかJOKERさん」にあげたいですね。声も印象的でしたしものすごい存在感でした。

■全体を見たあとで、、、
私はどちらかというと哲学的、社会的なものよりも単純に「面白かったかどうか」が基準なので、衣装、照明などなどいろいろな方面からの評価はできませんけど、
特に印象に残った学校としては、

・新津南高校
・新潟向陽高校
・新潟工業高校
・長岡高校

から、上位高校が選ばれるのかな~、なんて考えていました。

私は講評や結果発表は別予定があって、そこまでは残っていなかったのですが、最終結果としては以下だったようですね。自分の印象と結構違うな、と(汗)、、、まあ、私の判断基準が偏りすぎですから、こんなものでしょう。ただ、各校の講評は聞いてみたかったですね。

 

関東大会に出場する、新潟南高校さん、新津南高校さん、がんばってください!!


最優秀賞 新潟南
優秀賞一席 新津南

優秀賞二席 新潟中央
優秀賞三席 長岡大手
優秀賞四席 長岡

照明賞 長岡大手
創作脚本賞 六日町
審査員特別賞 新潟向陽

(秋葉区文化会館 無料)