12/24 井上静香さん品田真彦さん 演奏会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

いぽぽぽぱんぱのブログ

主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

ヴァイオリン:井上静香さん
ピアノ:品田真彦さん

ちょっとしたことから「井上さんと品田さんのお二人で演奏会をするらしい」という情報は入手したのですが詳細は不明。そこで確認をさせていただいたら、実はプライベートなコンサート。ただ、ご好意にあまえて私も聴かせていただける事に。

お二人ともに大好きな演奏家さんですし、特に井上さんの演奏を聴くのは去年の5月以来です。聴けるとわかってからは非常に楽しみでした。

会場は「帯織」駅から徒歩で25分くらい。

最初は帯織駅でタクシーでも拾って、、、とも思っていましたが、予想以上にのどかな感じ(笑)。ただ、この時期には非常に珍しく天気もよかったですし、のんびりと歩いていくことに。
 

う~ん、カフェとかコンビニとかちょっと寄って飲み物/食べ物補給とかがなにもない(笑)。





15分くらい前に会場へ。
すると、井上さん品田さんも会場にいらっしゃってお客様と談笑中。私も簡単にご挨拶。

会場はとある病院の待合室。非常にあかるい雰囲気です。そしてなんとピアノが2台もあって、天井も高くって音響も非常によさそう。
オマケに床暖房(お医者さんだし、そういうものかもしれませんが)で快適ですね。

そして時間となり、まずは井上さんがお一人で登場。

曲はバッハの無伴奏ソナタの第3番。
1曲目からすごいの一言ですね。曲調は結構明るいのですが非常に緊張感のある演奏。正直、プライベートなコンサートっぽくない感じ(汗)。
最初に「4楽章の曲」という説明はあったのですが、第2楽章が結構長くって「あれ? ひょっとしていつの間にか気づかないうちに第3楽章、第4楽章とかに行っちゃった?」なんて思うくらいで第2楽章が終わったときについ拍手をしそうになるくらい。でも、井上さんが緊張を解かないのを見て拍手を控えるというような場面も(汗)。

とにかく素晴らしかったです。私もあまりに集中して緊張しながら聴いていたので終曲時に井上さんが緊張を解くのと同時に「はぁ~」とこちらも深いため息。井上さんにもちょっと笑われた気が(汗)。

続いては品田さんのソロでベートーヴェンの「熱情」の第1楽章。表現豊かで見事なピアノですねぇ、素晴らしいです。

そして、ここで一旦休憩へ。

休憩後はお二人で。
クライスラーの「美しきロスマリン」「愛の悲しみ」「愛の喜び」。聴きやすい小品集ですけど、井上さんが演奏するとやっぱり一味違うというか、軽快さよりも分厚さとか深さを感じるような。

プログラム最後はヴィターリの「シャコンヌ」。比較的よく演奏される曲だとは思いますけど、これまた緊張感あふれる迫力ある演奏でした。

そしてアンコールは「タイスの瞑想曲」でしっとりとクールダウン。音の美しさに「ふう」と一息つく感じですね。

ただ、アンコールはうれしいことにコレだけでは終わらず、「ソロでもアンコールを準備してあります」とのこと。

まずは品田さんがソロで、クリスマスにちなんで「サンタが待ちにやってきた」を軽快に演奏してくれて、

その後、井上さんが登場し
「何がいいですかね、竹内邦光さんの『古謡』か『城ヶ島の雨』か...」

私は「城ヶ島の雨」って聴いたことあったっけな~、と思いつつ、井上さんの演奏する「古謡」がものすごい印象に残っていることもあり「古謡」がいいな~、なんて思っていたら、
実際の演奏も「古謡」でした。

品田さんのクリスマスソングとはまた正反対といってもいいくらいの曲(汗)ですけど、井上さんらしくってホントに好きなんです。
最初に聞いたときには「難しい曲だな~」と思ったのですけど、何度も聴いて耳になじんでくるとまた味がでてくるというかいいんですよね。
おそらく、井上さんの演奏会では聞いた回数が一番多い曲だと思います。

「また緊張感のある曲でしたので、、、」ということで、同じく竹内邦光さん編曲の「このみち」を最後に演奏して終了となりました。


終演後にはサインもいただき、記念撮影なんかもあったりしていい雰囲気の演奏会でした。大好きなお二人の演奏を至近距離で楽しまさせていただいてホントに感謝、感激でございます。






(三条市のとある病院 お代はお気持ち)