08/07 第42回 国立音楽大学 新潟県人会演奏会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

国立音楽大学の県人会の演奏会です。

6/14に行われた「くにたちコンサート」は国立音楽大学のOB、OGによる演奏会ですけど、
今日の演奏会は現役の学生の皆さんによる演奏会ですね。

ただ、演奏するのが現役生というだけでなく、計画から運営まで行うのですね。
新潟出身とは言っても普段は東京での生活のわけですから、いろいろと準備は大変だとは思いますが、その辺もよい経験になるのでしょう。

また、こういった演奏会が「第42回」というのもすごい。伝統ですね。

ピアノ:田中杏佳さん
声楽:齋藤幸絵さん(伴奏:若杉芽衣さん)
ピアノ:星野文香さん
ピアノ:西脇茉里さん
声楽:齋藤ななみさん(伴奏:小泉萌さん)
ピアノ:塚原万裕さん
ピアノ:坂井結奈さん
ピアノ:塩野谷春さん
オーボエ:新川紗耶加さん(伴奏:星野文香さん)

■全体的に
さすがに皆さん音楽大学で専門で研鑽を積まれている方たちですから、
皆さん非常にレベルが高いですね。

ただ、もちろん、なんとなくですが「もうちょっと良くなってもよさそうだな、、、」的なところがなくはありませんが、そういったのも「のびしろ」というものであり、今後もっとどうなっていくのだろう??? と楽しみになるような演奏でしたね。

そんな中で、、、


ピアノの塚原さん。
塚原さんは先月行われた新潟県音楽コンクールの本選にも進まれていますね。
で、勝手な予想ででは、県コンでも演奏した曲を演奏するのかな~、なんて思っていましたが、
別の曲でしたね。

今日はラフマニノフでしたけどリラックスして弾いているように見えましたし、
個人的にはなんというか今日の演奏の雰囲気の方が好みでしたね。

短い期間の間に県コンだけでなく、本公演の準備等もいろいろあって大変だったのではないでしょうか。お疲れ様でした。


オーボエの新川さん。
確か、2年前のこの演奏会でも参加されていて、やっぱりオーボエという楽器もありますけど、
素敵な演奏だったという記憶(&ブログの記録)がありました。

今回も全体的な雰囲気は落ち着いた感じなのですが、その中でオーボエの華やかな部分だったりしっとりと聴かせる部分だったりと、
オーボエの魅力を引き出す素敵な演奏だったと思います。


声楽のお二人(W齋藤さん)

声量とか全体的な声の伸び方というところでは、まだまだこれからいくらでも伸びようがあるかな、という感じではありましたけど、
なんとなく、全体的な声質というか、全体的な雰囲気は非常に個性的な感じがしました。

齋藤幸絵さんの方は、なんだか非常に優しい感じがしましたし、
齋藤ななみさんの方は、なんだか憂いを含んだというかちょっと寂しげな雰囲気に聴こえました。

もちろん、これから技術的なところはもちろんではありますが、そういった個性も伸ばして欲しいな~、と思いました。


ピアノの星野さん。
星野さんは今日はバッハとラフマニノフ。
全然違う雰囲気の曲を綺麗に弾くな~、と思って聴いていました。いい演奏でした。

また、ご自身の演奏だけでなく、新川さんの伴奏等も担当されていましたし、
コンチェルトさんのブログなどを拝見していると、本公演の準備等でも特に中心となって活動されているようでしたし、準備も大変だったとは思います。お疲れさまでした。

■その他...
今日の公演はもちろん国立音大の学生の皆さんの演奏ではあるのですが、
皆さんのプロフィールを確認すると、今日の演奏者9名(伴奏者も含めると11名)のうち、中央高校出身の方が6名(7名)もいらっしゃるのですね。そういう意味では中央高校の卒業生の演奏会、、、、という意味合いもなくはないな~、なんて思ってしまいました。

こうみるとやっぱり中央高校というのは新潟の音楽界においては改めて非常に大きなウエイトを占めているのだな~、なんていうことを改めて思ってしまいましたね。今後もそういった高校、大学での仲間の皆さんとともにご活躍を期待したいですね。

(音楽文化会館 無料)