フルート:市橋靖子さん
ヴァイオリン:佐々木友子さん
チェンバロ:笠原恒則さん
今年の真夏のクラシックも最終日。
開場時間ちょっと前に20Fに到着して、無事席を確保。
そしてちょっとフロアを歩いていると、リハーサルを終えて飲み物等を購入してきた本日の主役の皆さんとばったり。
本日、メディアシップ初登場の市橋さんもいつもの笑顔をみせつつ「緊張してますよ~」。他の人が見る限りは全然そんな風に見えないのも市橋さんらしいですね(笑)。
時刻どおりに開演。まずはバロックからトリオでの演奏。笠原さんのトーク、曲説明での進行でした。
正直いうとこの3名ですと、去年の市橋さんのリサイタルで佐々木さん、笠原さんがゲスト出演された公演があり、個人的にはそのときの印象が強く、今日の進行も市橋さんかな? と予想していたので、ちょっと意外。
でも、いつもの笠原さんらしい親しみやすくわかりやすいトークでした。
演奏もさすがですね。個人的にはやっぱり初登場の市橋さんに注目していたのですけど、
最初のアヴェマリアも最初のヴァイオリンと対話するような感じの演奏も素敵でしたし、
「涙流れるままに」では、歌の部分を華やかに歌い上げていました。
前半最後はヘンデルのトリオソナタ。チェンバロ、フルート、ヴァイオリンのそれぞれに注目して聴いてもよし、目を閉じて、3つの楽器が織り成すハーモニーをじっくりと聴いてもよし、堪能させていただきました。
後半はまずはバロックから一転、近代~現代の曲を集めたということでしたけど、
笠原さんのソロのあと、
「佐々木さん、市橋さんの声も聴きたいですよね」ということで、
佐々木さん、市橋さんがそれぞれご挨拶&曲紹介をしたあとで、それぞれ1曲ずつメインで演奏。トークでは佐々木さんのなんともゆったりした感じとか、市橋さんの地元佐渡の風景のことを話したり快活な感じは伝わってきましたね。
できれば、もうちょっと3名での掛け合い的なトークも見たかったかな、とは思いましたけど、それはまあ贅沢ですね。。。
最後は再び3名でイベールの「二つの間奏曲」。
チェンバロの繊細さ、フルートの澄み切った音色、ヴァイオリンの重厚な響きを堪能しました。
特に第2曲が個人的には華やかな感じがして非常に好みにあっていましたね。
当然のことながら盛大な拍手がおこり、アンコールが演奏され、
笠原さんが「また真冬のクラシックが開催されることを楽しみにしています」ということで、
4週にわたって開催された真夏のクラシック2015も幕となりました。
また、佐々木さんには小さいお子さんから花束も渡されて非常にうれしそうでしたね。
確か、前回の真冬のクラシックのときにも同じような光景があったのも思い出されます。
今シリーズも本当に魅力的な演奏者さんのみなさんの素晴らしい公演が観ることができて非常に楽しまさせていただきましたし、笠原さんの言葉ではありませんけど、また次回開催されることを楽しみにしています。
(メディアシップ 20F そらの広場 無料)
トークは笠原さん
市橋さん
佐々木さん
笠原さんソロ。
楽譜はタブレットを使っているんですね。
佐々木さんトーク
市橋さんトーク。
佐々木さんのトークと比べると、マイクの向きが、、、、、(笑)。
精神集中...いつもにこやかなイメージがある市橋さんですけど
終演後、お客様がチェンバロの周りを囲むのもいつもの光景です。