以下の記事で書いてましたが行ってきました!
朝出て、翌日の午後には、夜のオーケストラの弦分奏の為、帰って来ると言う弾丸ツアーで、一泊なので、そもそもの荷物は少ないのですが、味噌関係のお土産が増えると思いこのキャリーにしましたが非常に良かったです。
行きはリュックもキャリーの中に入れて小さなボディバッグのみと軽装で、荷物が増えたらリュックを出してキャリーへ入れて行動しましたが、キャスターの動きも良く、軽量なので、降りてから電車までの距離が長い中部国際空港のLCCのゲートまでも大変楽でした。
夜のコンサートで、中部国際空港へ着いたのが11時過ぎでしたので、それまでは観光へ充てる事にしていました。
出掛けたのは、以前、NHKの朝ドラ「純情きらり」でのロケ地にもなった八丁味噌で有名な「カクキュー」さんと「まるや」さんのある八帖町へ。
名古屋は名古屋城や熱田神宮、岡崎には岡崎城もありますが、これらは以前ゆっくり訪ねたので、今回はこちらの味噌蔵や資料館を訪ねようと思い出掛けました。
場所は名鉄名古屋本線の岡崎公園前から徒歩数分の場所で、この岡崎の八帖(昔は八丁村)にはこの八丁味噌を作る老舗が二軒並んでます。
この八丁と言うのは岡崎城から八丁(870m)の距離にある為、八丁と呼ばれるそうですが、家康は江戸城へ移っても八丁味噌を取り寄せて食べていたと言う事で、長生きの秘訣は八丁味噌と言う話もあるそうです。さすが発酵食品!
この老舗の一つが「カクキュー」でもう一つが「まるや」です。
現在は、他にも八丁味噌を作る会社はありますが、創業は格段にこの2軒が古く「まるや」が創業1333年、その後「カクキュー」が1645年に創業していますので、いずれも老舗です。
江戸時代までは「まるや」の方が歴史も長かった為、手広くやっていた様ですが、明治維新の廃藩置県から、それまで融資をしていた大名の借金「大名貸」を反故にされた為、経営不振で一気に凋落し、廃業寸前で現在の経営者へ譲られ、現在へ続いているそうです。
一方で「カクキュー」の方は、創業者初代早川久右衛門から現在の19代目まで代々早川久右衛門を名のり、明治維新後は一気に業績拡大させ、その後、作り出した「赤だし」が大ヒット、大正時代は愛知県を代表する企業となったそうで、代々受け継ぐ経営センスもあってか現在まで順調に経営が行われている様で「まるや」と比べても手広くやっている感がありますね。
いずれにしても八丁味噌は「名古屋めし」には欠かせない愛知県民のソウルフードと言う感じで愛されているのは間違いないでしょう。
八丁味噌は固いので、丸めて焼き味噌等にすると日本酒のアテにもなるそうですし、味噌煮込みうどんや田楽等の料理に利用される他、パウダー状やペースト状になった製品は、調味料や味噌カツのタレ等で販売されています。
以前、名古屋へ行った時はここへレンタカーで10分程立ち寄っただけで、カクキューの「味噌カツのタレ」を買って来ましたがバリうま(名古屋だと「でらうま」?)でした。
時間の関係で見学は「カクキュー」さんのみで「まるや」さんはお土産を買うだけで立ち寄りました。

12時前に到着して空港から直行でしたから「食事処 休右衛門」で昼食を頂きました。
久しぶりの本場の味噌煮込みうどんは「でらうま」でした。

工場見学は時間制で、当日売店の受付で申し込み出来ます。
自分は1時過ぎに到着して、次回は2時でしたから、先に申し込みをして昼食を食べに行き、お土産を買いましたが、受付でキャリーケースもお土産も預かってくれました。
土曜日と言う事もあり、緊急事態宣言も終了で、定員の30人一杯になってましたので、見学されたい方は早めに申し込みした方が良いでしょう。
カクキューのデザインの自動販売機!

資料館にある昔の看板
同、昔の店舗の様子
当時の看板
昔のポスター
昔の作業の様子を再現している場所もあります。
味噌蔵も外からみることが出来ました。
ここは甲子園球場と同じ年に出来た「甲子蔵」
詳しいことは省略しますが、八丁味噌は基本、豆と塩だけで作りますが、特徴的なのはこの大きな樽と上蓋の重しとなる石。
こうして、小さな石を積んでバランスを取りながら中心から均等に重量が掛かる様にしているそうです。
非常にバランス良く積まれている為、地震でも崩れないと言ってました。

資料館にある様に昔は、木製の箍(タガ)でしたが、最近は鉄製しか入手出来ないらしく、その為、樽から滲み出る塩分で箍が腐食すると言う話をされてました。
こちらはお土産に買った「カクキュー」さんの商品。通常2夏2冬と言う事で2年掛けて作られる八丁味噌の5年熟成ものが美味しそうです。
フリーズドライ商品もあります。
「カクキュー」さんの「味噌カツのたれ」は文字通り味噌カツ用に味付けを考えてあるので「しょうが」等も入っています。
こちらは「まるや」さんの商品です。
但し「まるや」さんの売店は小さく、現金販売のみで、PayPayまで使える「カクキュー」さんと比べると正直見劣りするしますが、味まで劣っている訳では無く、三河産の大豆100%で作られたみそだれや、その他、粉末にしたパウダーやカレー等、意欲的な商品があります。
自分は知人のお土産では、このみそだれや味噌カツカレーを主に買って行きました。
「まるや」さんのみそだれは汎用的な味付けとなっていて、早速開けて使ってますが、何にでも合う万能調理魅了ですね。
お土産でキャリーが満杯となった後は、以前訪ねて大変御利益があった「豊川稲荷」へ!
もう夕方で、4時までとの事でしたが、滑り込みセーフと言う感じで参拝出来ました。
ここは豊川稲荷と言いますがお寺です。
大黒天さんもおられます。
奥には膨大な数の狐の象がある狐塚があり、千本旗と言われる奉納の旗が並んでいます。

ビックリする程の狐の象があります(これ一部です)
稲荷と言うくらいですが、門前町には稲荷寿司を売っているお店もあります。
変わり寿司が美味しい「松屋」さん
私も一つ頂きましたが、帰りの電車の時間が無かったのでサッと出てくる五目稲荷にしました。
他にもあれこれ種類があって、又、落ち着いて食べたいですね。
ホテルへチェックイン後は、地下鉄で1駅の会場へ到着
やはり「緊急決定」だったそうですね。
プログラムはこんな感じで、最近のヨーヨー・マが得意とする曲が並んでいます。
ヨーヨー・マの演奏に関しては、もう素晴らしいの一言しかありません。
自分が生で聴いたのは数年前の宮崎で2度めで、何れも50代後半以後で、You Tube等で若い頃の演奏を聴くことも出来ますが、晩年の方が絶対良いです。
特に、コントラバスのエドガーメイヤー辺りとカントリー音楽的な事を始めた辺りからクラシック音楽の呪縛から放たれたかの様に肩の力が抜けて音楽が自由になった気がします。
演奏面では、右手も左手も非常にシンプルになり、特に左手の最小限のビブラートと指板から駒寄りの全てのパレットを使って描き出される音は、今まで聴いと事の無いようなリラックスした音で、例えば、曲が終わって「ワー」と拍手が鳴っているなかで、何の予兆も無くフッと次の演奏に入る自然さが実に素晴らしく、それでいて最高の音が出て一気に聴衆を引き付けるすごさは、達人が構えだだけで相手が「参りました!」と言う様な柔らかさと奥深さがあります。
ヨーヨー・マの演奏を堪能した後は名古屋の街へ出て一人打ち上げでした。
自分の場合、時間に追われるのが嫌いなので、自分が住んでいる県外での旅行は自分の車かレンタカーが基本で、コロナ禍も重なって時代にマッチしているのですが、今回の様に車よりも電車が便利で安い場合は勿論電車を使います。
ただ、あまり公共の交通機関が発達していない街なので、普段の生活では地下鉄とバスくらいしか乗りませんし、知らない土地だと、尚更どれに乗れば良いのかも分かりません。
その場合に非常に役に立つのがApple Watchです。
先ず普段の移動から買い物までは、Apple Watchに登録しているモバイルSuicaを使えば困りません。

モバイルSuicaで、かざすだけで利用出来る「エクスプレス」設定をすれば、普段はICリーダーにかざすだけでどの改札でも通行できますし、コンビニ等の買物でも同様です。
Apple WatchのWalletにはこの他モバイル搭乗券も登録出来ますので、今回もWebチェックインしたモバイル搭乗券をAppleWatchへ登録して、家を出る時から帰る時までApple Watch1つで移動出来ました。
電車移動の場合はiPhoneの「乗換案内」アプリで検索した情報をApple Watchへ転送していれば、一々iPhoneを取り出して見なくて良く、Apple Watchへ送った経路は一覧になってますから、今度の移動は何時にどの駅から何処と言うのもそこから確認出来ます。
今回もかなり知らない駅で乗換を行いましたが、記憶力の悪い自分はApple Watchを使ってないとしょっちゅうiPhoneで確認する必要がありますので移動に関しては有能な秘書と言う感じです。

という事で無事に戻ってくる事ができました。
この荷物、帰りはJetstarの手荷物7kプラス合計14k持ち込めるオプションを加えていましたが、計量すると13.5キロ笑
早速、豊川稲荷さんの御利益?
ちなみに、中部国際空港のLCCのゲート付近に小さな売店があって、ちょっとしたお菓子のお土産なら、そこで買えば既に手荷物検査前に重量チェックして貰い、チェック済みのステッカーがあれば、多少オーバでもノーチェックで飛行機に乗れます(但し、手荷物2個にまとめられないとダメ)
私もお菓子類はそこで追加で買って比較的空っぽのリュックへ入れました。
まあ、大抵の場合、ステッカーが無くともノーチェックなのですが、もし引っ掛かると高い料金を支払う必要がありますし、場合によっては手荷物として持ち込めない重量となる場合がありますので気を付けて下さい。
中部国際空港のJetstarの出発受付の手前の方にセルフでチェックできる重量計と詰め直し出来るテーブルがるので取り敢えず、そこでチェックしてヤバかったら事前にどうにかしましょう。
実は私も事前に計ったら、13.9k〜14.0kとスレスレでしたので、計量誤差があったら不味い為、水筒のお茶を飲んで減らして余裕を持たせました笑