チェロの弦はコントラバスよりも細い為、松脂の感触がより細かく伝わる。
以前MagicRoasinの3GとUltraを購入した。
http://ameblo.jp/iphone-fan/entry-11876113499.html
http://ameblo.jp/iphone-fan/entry-11880020912.html
4ヶ月ほど使ってみて、Ultraは使わなくなった。
やはり最初の印象通り、粉っぽさが多い割にグリップ力の持続性が悪く、それを補う為に塗り過ぎると滑るのは3Gと同じだが、Ultraの方がその度合が強いからだ。
グリップ力が落ちない松脂が無いかと思って、今回選んだのがこのメロスのSticky
これはYouTubeのレッスンビデオでも有名な、エマーソン四重奏団の元チェロ奏者、デビッド・フィンケルのアイディアで出来たらしいが、YouTubeでもやっていたが、フィンケルはガッツリ松脂を塗るタイプで、恐らくそう言う仕上がりだろうと思い購入してみた。
使ってみた感じではアンドレアやタルティーニのグリーンに近い感触で、グリップ力はかなり大きい。
ただ、その分、ノイズも大きく、静かな場所だと弦を紙やすりで擦るようなノイズが気になる。
オケの場所などでは気にならないが、ザラつき感があまり好みでは無い。
何とかならないかと思い、Stickyを塗った後に3Gを塗ってみたところ、ザラつき感が減って3G単体よりもグリップ感の持続性は良くなる感じだ。
イメージだとStickyの粗い松脂の粒子の間に3Gの細かい松脂の粒子が入った状態となり、先に3Gが溶けてStickの松脂をコーティングした後、Stickyも溶けると言う感じだろうか。
この2つをバランスよく塗ることで良い状態を作れそうな感じだ。
メロスは布のケースに入ってるのだが、松脂は松脂以外の成分が揮発する為、出来れば密閉出来るケースへ入れる方が良いので、百均のプラケースへ入れて利用することにした。
このプラケースは柔らかく、メロスそのものが布で包んである為落としても割れにくいだろう。
ちなみに、先に紹介したタルティーニグリーンやアンドレア、3Gともプラスティックケースに入っててこれが硬い為、落とすと砕けて使い物にならなくなるのが残念だ。