コントラバスを5度調弦仕様へ変える1 | iPhone De Blog

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iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

クラシック演奏が趣味の人でさへ弦楽器の調弦が皆同じだと思ってる人も少なくない。

多少、知識がある人であれば、ヴァイオリンは低い音から「ソレラミ」、ビオラは高いミの音が無くて、その代わりに下の弦が付いて「ドソレラ」、チェロは同様にその1オクターブ下で「ドソレラ」、コントラバスは「ミラレソ」、もしくは、5弦の楽器なら「ドミラレソ」と並んでる事を知っている。

つまり、コントラバス以外は弦の間隔が5度となっており、コントラバスのみ唯一違う4度調弦となっている。


何故、4度調弦となったのかは定かでは無いが、昔は3弦や4弦のコントラバスに加えて様々なチューニングが乱立していて主流となったと言う事だろう。

もちろん、楽器が大きいので隣の弦までの音の開きが大きいとシフトが頻繁に必要と言う理由が一番だろう。

僕は現在、コントラバスとチェロの両方を弾いてる関係で、この異なる調弦の楽器を弾いてるのだが、もしこれが同じ弦となれば楽器のサイズが異なるだけでフィンガリングに関しては格段に分かりやすくなる。

僕の場合コントラバスの後チェロを始めたが、弓に関してはチェロと同じフレンチ弓を長年使っていた事と、チェロでは良く出てくるハ音記号やト音記号もコントラバスのソロで山ほど見てきたので、弦の並びとフィンガリングの違いがある左手のみが問題となっていた。

最近、普段は殆どチェロを弾いててて、たまに客演でコントラバスを弾いてる為、コントラバスを弾く場合、この4度と5度のポジションの違いを頭のなかで切り替えないといけないのは割りと厄介だ。

チェロを弾いてる時間の方が圧倒的に増えた今は、コントラバスを弾いてるふとした瞬間にチェロのフィンガリングが出て来る事故もたまに発生する。

そこで、コントラバスをチェロと同じ5度調弦へ変えてみる事にした。

以前から、コントラバスで5度調弦をして演奏している人が居るのは知っていた。


ただ、コントラバスの楽器サイズなら4度が最も合ってるだろうと思っていて、何を好き好んでそんな事して弾かないといけないんだ?と思っていたが、多少事情も変わってきた。

コントラバスとチェロ両方が同じ弦の張り方をしていれば頭の中が混乱することは無い。

又、チェロは当面客演などは無いので演奏の経験値が上がらないが、コントラバスの場合、客演は年間5,6回はあって、それを5度調弦で弾けば、チェロの練習にも繋がる。
特に、ロマン派以降は違うことをやることが多いが、古典なら全く同じ譜面だ。

4弦ならCの音が出ないが、5度調弦にすれば、下のCが出るようになるのでオーケストラで出せない音が無くなるメリットがある。

そこで色々調べてみるとアメリカ在住で日本人の青山さんというコントラバス奏者がかなり詳しく紹介していることを知ってサイトを覗いてみた。

http://www.playthe5bass.com/

青山さんは昔から名前は知っていたが解説も詳しく、メソードまで掲載されていた。

取り敢えず、この人のサイトの情報で5度調弦専用のセットがあることを知って、偶然Amazonで安くてに入るようだったのでオーダしてみた。