週刊誌の吊り広告を考える | iPhone De Blog

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iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

週刊誌の類は数十年購入していなければ、定食屋で読むことも無いし、行きつけの美容室にも置いてないので、全く読んでいない。

先日も、週刊文◯とかでA◯Bの指◯莉乃とか言う子のスキャンダルがどうのと言う事で大騒ぎしているが、週刊誌は、そいう記事を書くのが仕事の様なもんだが、昔から影響力も大きい。

しかし、実際に雑誌を買って記事を読んだ人はどのくらいいるのだろうか?

先日もこんな新聞広告が目に入った。

内容の関係上、特定の雑誌を批判している訳では無いので、何処の雑誌かは伏せる。


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相変わらず下らん記事や「預金が溶けてなくなる」などと言った危機感を煽る見出しで溢れている。

こんなのが電車なんかの吊り広告であちこちに掛けられるんだから、昔の瓦版と同じで、その見出しの内容だけでも充分に伝えると言う効果はある筈だ。

僕が何故ちょっと古いこの見出しを写真に撮ったのかと言うと、その中の見出し

『それでも橋◯徹』

『「次の総理」は橋◯のほかにいるのか』

『橋◯さんには物事の本質が見えている』と言う見出しが気になったからだ。


こういうのを「提灯記事」と言うのか知らないが、こういう見出しが満載で、この雑誌は、経済不安を煽り、その一方で、新しいヒーローを祭り上げて、又、それをネタにしたいのか、何らかの意図があって「操作」したいのか良く分からないが、何れにしても、先に書いたように、この様な新聞広告や吊り広告をばらまくだけで、実際に雑誌を買わなくとも「伝える」と言う効果は抜群である。

広告の名を借りた、政治的なアジテーションと言っても良いだろう。


寧ろ、中身を読めば、何じゃそりゃ?的な話ばかりなので、見出しだけ読んでもらった方が良いのかもしれない。


「操作」と言う点では、見出しの内容は異なるが「国民的大論争」などと書いてるが、何をもって「国民的な大論争」としているのだろうか?


悪いが、僕などそんな話は全く知らないし、周囲にも話題にしている様な人は居ない。

勝手に「国民的」な話に祭り上げてるんだろう。


下らん内容や煽情的な内容はともかくとして、その中に、チラホラと先の様な怪しい政治的なアジテーションが混ざってるのは非常に気になるし、こっそりと(ある意味堂々と)世論操作をしているのでは無いかと思ってしまう。

最近は、この手の総合週刊誌と言うのは売れなくなっている様だ。

オッサンの僕が言うのも何だが、こんな雑誌を買ってるのはオッサンくらいであり、それも「団塊の世代」(1947年~1951年に生まれた世代)と言われている。


それも、彼らは既に現役を引退しつつあり、通勤途中に駅のキオスクで購入すると言う機会も少なくなっているので尚更だ。


そうなってくると、部数を上げる事も必要だが、新聞や吊り広告で政治的なアジテーションを混ぜることで、スポンサーやスポンサーが利益を上げやすい体制を後方支援すると言う役割も上がっているのでは無いだろうか?


販売部数が下がっている中で収入を上げる為には広告収入が大切だ。

彼らが、適当な見出しで、世論操作してくれる事はスポンサーにもマイナスにはならない訳で、もし逆のキャンペーンでも張られれば、その効果は良く知っているだろうから、違法で無い以上、ある意味、ヤクザの恫喝よりも効果があり、その為には広告も出さざるを得ないだろう。


こういう時代だからこそ、我々はこの様な見出しだけで操作されない様にしなければならない。