「藤澤ノリマサ」さん。
僕はこの名前を実は全く知らなかったのだが、最近、朝のFMから気になる曲が時々流れてて良い曲だなぁ。と思っていた。
曲は「希望の歌~交響曲第九番~」ヴェートーヴェンの交響曲9番の4楽章の主題である「喜びの歌」をサビに使ったものだった。
僕が先ず非常に気になったのは、このサビの前後に当ててるオリジナルだ。
まるで、CHEMISTRYかEXILEかと言う雰囲気の曲と甘い歌声だ。
このままオリジナルで別なサビが来ても良さそうな出来栄えだが、それだと、何処でもありそうな曲で聴き流してしまうが、スゴイのはその後だ。
この歓喜の歌のサビへ繋がると、まるでオペラ歌手の様な歌いっぷりで、僕は最初、同一人物が歌ってるのでは無く、オペラ歌手とJ-POPシンガーの二人でコラボをしてるんだろうと勝手に思っていた位だ(笑)
どうやら楽曲の詳細を調べると、一人で歌っている様だし、オリジナル部分も作曲している様だ。
当然だった。
僕が知らないだけで「ポップオペラの貴公子」と呼ばれる人だった(笑)
貴公子と言うくらいで、写真を勝手に載せられないのが残念だが、当然イケメンだ。
そして、両親共に声楽の人で、武蔵野音大を出たサラブレッドだった。
詰まり、天から幾つも与えられた特別な人間である^_^;
オフィシャルはこちら
http://www.fujisawanorimasa.net/
ちなみに、このアメブロへブログがあって勝手に親近感が沸く(笑)
こりゃすごい才能だなぁ。と思うと同時に、そして、その歌詞が又素晴らしい。
※サビ)とあるのがベートーヴェンの作曲している部分で、オリジナル)は藤澤さんが作曲している部分
オリジナル)
歌いたい 笑顔のためなら
届けたい どんなときも
目と目があって交わす微笑み
手と手をつなぎ 一緒にあるこう
サビ)
あなたが笑顔でいられるように
みんなが笑顔でいられるように
明日につながる希望をのせて
エガオノチカラで世界照らそう
オリジナル)
頑張った昨日の涙は
その胸の強さになる
しあわせだから笑うんじゃなくて
笑ってるからしあわせになれる
サビ)
あなたが笑顔でいられるように
みんなが笑顔でいられるように
明日につながる希望をのせて
エガオノチカラで世界照らそう
オリジナル)
微笑を絶やさず
歩き出そう未来に
希望の歌を響かせて
・・と、この後はシラーの元の詩へ繋がる訳だが「笑顔」と言う、明日を生きる為に最も必要な言葉が、このフレーズに最高にマッチしている。
世の中、クラシックの曲をモティーフにして、歌詞を付けている歌は良くあり、これまで僕のナンバーワンは「SEAMO」の「Continue」だ。ちなみにこれは作詞は本人がやっている。
これはエルガーの威風堂々をモティーフにしているがサビの部分(威風堂々第一番のTRIO)
負けたら終わりじゃなくて やめたら終わりなんだよね
どんな夢でもかなえる魔法 それは続けること
苦しみ 悲しみ その先見える光 自分の道
ずっとずっとコンティニュー
と言うフレーズは、アマチュアで音楽を、仕事で技術屋を「続けている」僕には良く響くフレーズだ。
その他、平原綾香さんの歌も好きだが、このベートヴェンのシンプルなフレーズに、これほど合う詩を書ける作詞家はすごいと思った。
作詞の「六ツ見純代」さんって一体誰だ?
と思って色々調べたら、こちらも結構な売れっ子作詞家だった(^^ゞ
その上、同様に写真を載せられないのが残念だが、非常に美しい。
詳細なプロフィールは良く分からないが、あ~ここにも天から色々与えられている人が居た!
おまけに、六ツ見さんもアメブロでブログを書かれていて、これまた「勝手に」親近感を覚える(笑)
http://ameblo.jp/wingcat630/
僕は音楽と言っても、言葉の無いジャンルの曲をやっているが、やはり歌と言うのは「言葉」があるから素晴らしいと思っている。
又、言葉には「言霊」と言って、不思議な力があるとも言う。
人それぞれ響く言葉は違うと思うが、その言葉で元気になる事も多いだろう。
その為では無いが、僕は逆に、あまりマイナスな言葉は普段から使わない様に心掛けてもいる。
円高不況で先が見えない状況の日本だが、もう今年も後2ヶ月と少しだ。
この歌の言葉の力で元気になって貰いたいものだ。